2016年2月17日水曜日

ゲンゴロウ調査

 
今日の午後からはトンレサップ湖の湖岸を西に移動して
 
氾濫原の水田地帯でゲンゴロウ調査(と魚調査)をしました。
 
 
この調査では日本では希少種のフチトリゲンゴロウをメインに
 
大型のゲンゴロウを探しました。
 
時間の都合もあって新規開拓できなかったので
 
先月の調査で実績のあるポイントでやってみることに・・・
 
しかし、タモを入れてすぐに気付いたのですが、
 
先月とは水域環境が変わったようで
 
前回まったく採れなかったガムシがたくさん入り、
 
ゲンゴロウが少ないんです。
 
その結果採れた大型ゲンゴロウはこれだけ・・・
 
 
このまま終了するのはなんだか嫌だったので、
 
もう一か所の実績ポイントへ。
 
しかし、そのポイントも同様でゲンゴロウがいません!
 
魚や下の写真のヘビはいるんですが・・・
 
 
10回タモ入れて終了して、
 
前回ゲンゴロウがいなかったポイントへタモを入れてみると、
 
いました~っ!!
 
そこから九大チームの皆さんと共に
 
たくさん採ることができました!!
 
やっぱり大きなゲンゴロウはかわいいですね。
 
そして、カッコイイ!
 
(生きもの好きな人はこの感覚わかりますよね(笑)) 


 
下の写真が一番とりたかったフチトリゲンゴロウです! 

 
小さなゲンゴロウも採れましたが、
 
大きめのゲンゴロウは
 
フチトリゲンゴロウ
 
マルコガタノゲンゴロウ
 
(本日、先生にお聞きしたことろ、マルゴガタノゲンゴロウと
思われたゲンゴロウは違うゲンゴロウだったそうです!
お騒がせしてしまい大変申し訳ありませんでした。
2016年2月19日追記)
 
ヒメフチトリゲンゴロウ
 
トビイロゲンゴロウなどが採れました。

 
今回は今までの経験にとらわれず、
 
目的の生きものがいないのに同じ事を繰り返さずに
 
思い込みを捨てて思い切って動くことができたのが
 
成果につながったと思っています。
 
今までにも魚調査では何度か味わった事があるのですが、
 
久しぶりに感じることができた感覚で
 
とても良い経験をさせてもらいました。
 
そして、何よりも九大の皆さんに喜んでいただけたのが嬉しいです。
 
フィールド案内はやっぱりプレッシャーがありますね(笑)
 
 
そんなこんなで、
 
気が付くと日も暮れてきたので
 
みんなで慌てて帰り支度をしてこの日の調査を終えました!
 
明日は内陸部の魚調査です!!
 
安全第一で楽しめるよう気張ってきます!
 
 

4 件のコメント:

  1. 前回フチトリゲンゴロウの質問したものですけど、カンボジアにマルコガタノゲンゴロウいるんですか?居たらすごい嬉しいっていうか、現地で実験してもらいたい事あるんですけど…。個体の腹側の写真あったら拝見したいです。

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    1. hainoさん
      コメントありがとうございます。
      マルコガタノゲンゴロウですが、
      昨日と本日専門家さんが改めて見たことろ、
      マルコガタノゲンゴロウではなかったとのお話でした。
      間違いを書いてしまい大変申し訳ありませんでした。

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    2. お手を煩わせてすみませんでした。
      それにしてもフチトリ沢山見つかってよかったですね!

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    3. hainoさん
      採れて良かったです!

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