2015年1月29日木曜日

明日からフグ採集です!

 
明日から5日までプノンペン経由で日本から来られる方と一緒に
 
フグ採集調査へ行ってきます!!
 
今回出会いたい魚はミドリフグです。
 
これまでの調査では偶然採集した経験しかない種なので
 
どこまで魚に近づけるかわかりませんが、
 
何とか目的が達成できるようにみんなで知恵を出し合って
 
いきたいと思っています!
 
 
当たり前の事ですが、魚は水の中にいますし、
 
この川にいる!とわかっていても、
 
川は広いので、その中から親指くらいの魚を
 
探し出すのは難しいんですよね(笑)
 
そんな時には地形をみたり、その日の川の状態、
 
仮説をたてていくつかのパターン動いてみる事、
 
そしてチームのみんなの力が必要です。
 
そして、なんといっても運も必要ですよね(笑)
 
 
今回の調査地へは一年ぶりの訪問です。
 
世話になる漁師さんとのコミュニケーションも大切なので
 
ここは気合い入れていかないといけませんね(笑)
 

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また現地での様子もお知らせできればと思っております!!
 


2015年1月28日水曜日

富士山と甲府盆地

 
先週、日本から帰る時に見えた富士山と甲府盆地です。
 
今回はその富士山と出会う機会がとても多い日本滞在となりました。
 
まず、新幹線で南の静岡側から見て、
 
その後、北西側の山梨竜王から見て、
 
さらには東の神奈川から、
 
そして、帰りに上空からと!4回も見ることができました。
 
こんな事は初めてです(笑)
 
 
肉眼だともっとキレイなんですが、
 
コンデジなのでなかなか上手く写りませんね。
 
しかも、飛行機の窓がすごく曇っていたので仕方がありません(泣)
 
それでも、頂上の噴火口をしっかりと見たのは初めてでしたので感動しちゃいました。
 
 
富士山を通過してすぐに見えてきたのは
 
山々の間にぽっかりとできた盆地、甲府盆地です。
 
数日前にそこにいたんだと思うと、信じられない気持ちになりました。
 
左奥に八ヶ岳、
 
左に北岳などの南アルプスがわかりました。
 
 
そして、やっぱり気になるのは水辺ですよね!
 
北西の八ヶ岳と西の南アルプスの間から
 
塩川や釜無川が手前(南)に向かって流下しています。
 
川沿いのちょうど中央付近が先日まで滞在していた竜王町で武田信玄の信玄堤があります。
 
子供の頃はここでオイカワを釣ったりするのが夏休みの楽しみでした。
 
すっごく懐かしい思い出です。
 

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今回は大好きな竜王の町が見えて良かったです!!
 
(もし写真の場所が甲府盆地でなかったらごめんなさい!)


2015年1月26日月曜日

共に歩こうファミリーのみんなと

 
今日は共に歩こうファミリーの皆さんがカンボジアに来られており、
 
皆さんと一緒に村を訪問してきました。
 
今回訪問した先はNGO団体Kumaeの山勢タクヤ君が活動する村でした。
 
タクヤ君の案内で先ずはシェムリアップの生活ゴミの収集先を訪問して、
 
共に歩こうファミリーが持ってこられた古着や軍手、お米などを配りました。
 
 
僕自身は一年ぶりの訪問だったのですが、
 
ゴミの量や敷地の拡大など、少しづつ変化している様子がわかりました。
 
最後に大きなケガなどをしている人を探して治療を行う活動もされていました。

 
その後はNGO Kumaeが活動している村へ移動して
 
昨年から始めたバナナペーパー作りの工房を見学させてもらいました。
 
 
昨年、日本から来られた方に教わった紙すきの方法で
 
立派なバナナペーパーを作っていました。
バナナの皮から作った繊維
すいた紙を乾燥させているところです
乾燥し終えた紙!

 そこから、彼らがイメージして作り上げたポストカード。
 
写真に写っているのは2パターンですが、たくさんのデザインがありました。 

 
下の写真の左側に写っているのが山勢拓弥さんです!
 
そして、その隣と右端の女性が村の紙すき職人さんたちです!!
 
彼らの活動はまだまだこれからなので、
 
長く続けていってほしいと思いました。
 
 
今日も久しぶりに出会う仲間たちととても良い時間を過ごすことができました。
 
感謝ですね。
 
今回は宮城で震災に合われた方も参加されていて
 
実際に津波の中で生き抜いた方のお話も聞かせていただきました。
 
とても悲しくなるような話もあれば、
 
とても感動した話などもお話していただきました。
 
こうしていろいろな方々と出会って話を聞くと、
 
強い心をもった方のスゴさに心が震えました。
 
すごく良い刺激でもっと気張らなきゃ!と思わせてくれる出会いでした。
 

2015年1月25日日曜日

アメリカから

 
先日は研究室へアメリカからのお客様が来られました。
 
奥の二人は希少魚保全プロジェクトのメンバーで、
 
カンボジア水産局のパナラーさんと
 
コンサベーション・インターナショナル(CI)にも関わっている
 
ビットリアさんも同伴してくださいました。
 
そして、写真手前の大きなおじさん二人がアメリカから来られた方で
 
ボストン大学の先生たちです。
 
 
出会ったときに「Oh! Sato~!!」って感じで抱き付かれてました(笑)
 
さすが!アメリカ人ですね~!(汗)
 
・・・実は二年ほど前にメールをいただいた後、
 
カンボジアを調査訪問された時に
 
当時我が家が経営していた食堂でお会いしたことがあるんです。
 
その時にいろいろと通訳さんを交えて話をし、
 
いつか一緒に仕事ができたり、協力できるといいね!といわれたのを覚えているのですが、
 
まさか、ここでまたつながるとは驚きました。
 
こんな時はもっと英語が話せるといいんですけどね~(悔)
 
そろそろ少しずつでも覚えないといけないですね。
 
お二人とも魚を見てほとんどすべての魚の名を知っておられました。
 
さすがデスネ!!
 
IUCNにも関わっているそうなので
 
今回はカンボジア産のアロワナを見て感動されていました。
 
またこれからが楽しみです!
 
良い出会いでした。
 
 
 

2015年1月23日金曜日

魚の群れに遭遇!

 
寄り道の時にアンコールトムの堀の水位が低かった事を
 
前にアップしましたが、
 
その後、堀の奥の浅い水域を見て回ったところ、いました!!
 
 
ものすごい数のラスボラです。
 
数分間にわたって僕から逃げようと数千、数万の魚たちが
 
深場へ向かって大移動していました。
 
驚かせてしまったようですね(笑)
 
 
このラスボラはRasbora borapetensis(ラスボラ・ボラペテンシス)という魚で
 
日本ではキンセンラスボラの名で古くから知られている魚で
 
アクアリストさんの中では有名です。
 
この魚の種小名のボラペテンシスは
 
タイのボラペット湖からとられた名です。
 
そして、このボラペット湖は何といっても
 
ダトニオの故郷の一つなんですよね!
 
この湖も開発の影響で年々水位が低下したり、
 
干拓されて今では浅く小さな湖になってしまい、
 
ダトニオも絶滅の危機に瀕しているようです。
 
 

 そして、群れの中に時々シマシマ模様の魚の群れが見られました!
 
・・・といっても、ダトニオではありませんよ。
 
確かに黄色と黒のシマシマなのでダトニオの様ですが、
 
もっと大人しくて小さいコイ科のPuntigrus partipentazonaです。
 
つい最近までPuntius属として扱われていた魚で、
 
スマトラという名で流通している魚の仲間です。
 
 
上の写真がそのPuntigrus partipentazonaの群れです。
 
よく見ると、縞模様が見えると思います。
 
そして、その魚の写真がこれです↓
 
とてもキレイでしょう!!好きな魚の一つです(笑)
 

またまた木の上に

 
水辺で魚を観察した後、ふと目に留まったのがカエルでした(笑)
 
下の写真中央やや右寄りの木の葉にくっついていました。
 


 
小さくてすみません!
 
ブログの赤い魚ロゴの尾びれのちょっと上あたりの
 
葉よりも少し薄い黄緑の物体です。
 
たぶんシロアゴガエルでしょうか?
 
このカエルはシェムリアップの町にもいて、
 
植木の葉の裏などによくくっついています。
 
すっごくジャンプ力があるのでカエル嫌いには嫌なタイプですね(笑)
 

やっと見つけたのに・・・

寄り道をした時に
 
水辺を見ながら頭上の木々もいろいろと見て回りました。
 
木を見ていたのにはわけがあります(笑)
 
実はこの数年はカンボジアのマメの仲間がちょっと気になっていて(笑)
 
いろいろと集めており、
 
そのマメ(の様なもの)を今回も探していたんです。
 
そして、やっと見つけたんです。
 
(下の写真中央の黒い点です)
 
 
そのアップが下の写真ですが、
 
高すぎて採れませんでした(泣)
 
しかも、時期が遅かったのか、少なかったです。
 
 
昨年、九州大学の先生方とセイマの森へ調査へ行った際には
 
たくさんあったのですが、この時も高すぎて採れませんでした。
 
 
下の写真がそのマメ?です。
 
メガネケースの様な形をしていてとても可愛いです。
 
 
今年は何とかしてマメの仲間をいろいろと採りたいです(笑)
 
今までは水の中しか注目していませんでしたが(笑)、
 
上にもいろいろと面白いものがあるんですね(笑)!!

また出会いました


 
寄り道の時に先月出会った子ザルのいる場所へ行ってみました。
 
最初は気配もなく、もういないのかと思っていましたが、
 
森の中をあるいていると・・・

 
いましたっ!!
 
下の写真の中央部(木の上)です!!
 
 
さらにアップしたのがこれです。
 
残念ながらかなり高い木だったのでちょっと見えにくいですよね。
 
(すみません!!)
 
下の写真は先月撮ったものですが、
 
まだ一人で暮らしているようでした。
 
親や群れはいないようです。
 
今回は近寄って来ず、
 
木の上で一人寂しそうにしていたのがちょっと気になりますね。
 

 
また来月行ってみます!
 
元気でいてほしいです。
 
 

授業の帰り道

 
 
昨日はバイヨン中学校で第三回目の授業をしてきました。
 
今回は「動物の呼吸」というテーマでそこから魚の話に移り、
 
最後に村の水域の環境へつなげるように話をしました。
 
 
その帰りにいつも寄り道先のアンコールトムの堀に行ってきました。
 
すると、先月よりも水位がだいぶ低下していました。
 
上の写真が先月の水位ですが、
 
下の写真が昨日のものです。
 
 
ラスボラやニードルガーはどこへ行ったのでしょうか?
 
下の写真の場所なんかは
 
完全に草むらになっていました。
 
 
そして、少し下流の水路をのぞいてみると、
 
投網採集をしている二人組に出会いました!!

 
早速、下に降りて魚を見せてもらうことに。
 
 
採れていたのはコイ科のLabiobarbus、Osteochilus lini、Osteochilus vittatus、
 
Puntius brevis、ナマズのOmpok siluroidesなどでした!
 
どの魚も平野部の氾濫原エリアに多い種類ですが、
 
どの顔もカンボジアらしい魚たちばかりでした!