2018年2月23日金曜日

やりすぎた!


そして、

一昨日と昨日の2日連続で

夜にフットサルを仲間たちとやったのですが、

久しぶりの運動と気持ちがフィットしていなかったんですかね・・・


今日は全身バキバキに痛くて

ちょっと動くのも大変です(笑)

このへんも子供っぽいんですよね~(汗)


日曜日も試合なのでそれまでには回復させたいところです(笑)


(上の写真はメコン河本流のフグPao turgidusです!)

フィールドネタがなくて本当にすみません!




PC作業


こんにちは!

今回の写真はPC作業中にランダムに見つけたものなので

特に今回のネタとはぜんぜん関係ありません(笑)


本格的なフィールド調査から遠ざかって

気付けば一年を越えました(汗)

今は手元に集まったデータを整理しながら

図鑑用の解説文などを書き出して、

それを英語にしているのですが、

いやー難しいです(笑)


もともと、頭の方はかなり悪い方なので(汗)

40を過ぎるとなおさら回転が・・・(笑)


今日、ふと書き出したワードのページを見てみると、


500ページを超えており、

文字数も150000字を越えていました(汗)

このうちの約2/3が英語なので

まだまだ先は長そうです(笑)

いつになるのか・・・


こりゃあ気張らないとやばいですね(笑)



2018年2月21日水曜日

アクアリストにおすすめの書籍


続いてご紹介する書籍は

九州大学の鹿野雄一さんが書かれた

「溺れる魚、空飛ぶ魚、消えゆく魚モンスーンアジア淡水魚探訪」です!



鹿野さんはアジアの淡水魚を広く研究されている方で

中でもフィールドワークに力を入れており、

本の冒頭にも書かれていますが、

「アジアにおいて淡水魚はもっとも人間とのかかわりが深い

野生生物の一つであり、陸水生態系ひいては地域全体の生態系を

考える上で何よりの研究対象である。

アジア各地の淡水魚を知ることは、広くその土地土地の自然環境、

そして人々の暮らしや文化を知ることに他ならない」と。



そんな鹿野さんは続けて書かれています。



「まさに魚がいる現場を五感で感じることにこだわってきた。

そしてそれらのリスク(その間に経験した危険な体験)を

大きく超える何かを得ることができた。」と。

僕が撮影したメコン河の水中写真。
フォーバーダトニオや毛フグも載っていますよ!


この本は昨日手元に届いたので

まだ全部は読んでいませんが、

日本におられるアクアリストの皆さんにぜひ読んでいただきたい

一冊だと強く感じています。

本の中には魚について、淡水魚について、

そして日本の淡水魚、大陸の淡水魚、東南アジアの淡水魚と

モンスーンアジア圏の魚について

学術的にフィールドを知る人だからこそ書ける本となっています。


今まで形や知名度で好きだった魚たちが

もっと違った角度から好きになれる魅力たっぷりの一冊です!!




一般的に学者さんが書かれた本は難しかったり

取っ付きにくいイメージがありますが、

鹿野さんの本はおススメです!



そして、鹿野さんとはこれまでにプロジェクトで

一緒に調査をしてきた仲間で

アロワナ調査を始め何度も一緒に行ってきたフィールド仲間でもあります。

そんな訳で僕のことや研究室の事も紹介いただきました。

すごく嬉しく、有難いです!!




その他にも、

アクアリストさんの多くが好きなアロワナや

ダトニオ(D.pulcher)についても書かれています。


また、内容はカンボジア以外にも

東南アジアだと

ミャンマーやインドネシア、マレーシア、

サラワクの密林などなどなど(笑)

ワクワクするネタがたくさん書かれています。



他にも隣国に生息しアクアリウム界では人気のベタ・プグナックスや

地域別のスネークヘッドの紹介などなど!


魚に興味のある方はぜひ!読んでみてください!

どうぞよろしくお願いいたします。


コイ科咽頭歯(書籍の紹介)


今月に入って2冊の書籍が届きました。

先ずはこの書籍です!

これは中島経夫さんという博士が書かれた本です。

中島さんは僕が琵琶湖にいる頃にお世話になった方で

僕にとっては魚のお師匠さんの一人です。


中島さんは魚類学の中でも

コイ科の咽頭歯の研究をされている第一人者なんです!!


そこで気になる言葉が・・・

咽頭歯・・・?

咽頭歯は漢字のごとく喉の奥にある歯で

コイ科の魚たちはみなもっている外見からは見えない歯なんです。

日本にいるコイもフナもタナゴもみんなコイ科で

口の中には歯らしきものはみえません(無いです)が、

喉の奥にはちゃんとエサを細かくする歯があるんですよ~



それが咽頭歯です!

また咽頭歯は非常に硬いものなので、

それこそ弥生時代など昔の人が魚を食べてその食べかすを

捨てたとされる貝塚や住居跡などの遺跡群から

咽頭歯が出土します。

(もちろん、その土地でコイ科の魚を食べていたらですが・・・)


さらに、咽頭歯は種によってみな形が違うので

種の研究にも大きな手掛かりを見つけることができる

スゴい歯なんです!!


現代の新鮮な魚でも、

何千年前の魚でも、

咽頭歯が見つかればその魚の系統がわかり、種名もわかると共に、

その時代の自然環境や人の暮らしの一部までわかっちゃうんですね~



この中島さんが書かれた咽頭歯の本には日本のコイ科だけではなく、

日本の淡水魚たちが大陸とどう関わってきたか?

大陸と離れた日本列島がその後どのような歴史を辿って現在に至るのか?・・・

を知るために

大陸(中国や朝鮮半島)の魚たちも記されています。

さらに、東南アジアのコイ科たちとの関連も研究されており、

僕がカンボジアで採集したコイ科の標本が多数使われています。


どの分野の研究でもそうですが

魚の研究といってもその分野やテーマは数えられないほど、

いえ!無限にあり、

その様々な角度から一つひとつ研究が進み、

いくつかの研究テーマが合さることでさらに

研究が進んでいくんですよね。

それらのお陰で今の近代社会があると思うと

ヒトの創造力ってすごいですね~!!


2018年2月20日火曜日

川の自然変化


今回の川遊びシリーズの最後ですが、

プチ調査をした際に

気になっていて確認したかったドジョウの仲間(Pangio sp.)の

姿を見にポイントへ行ったのですが、

そこはいつも見慣れていたポイントとは

違った光景がありました。


簡単にいうと、

川は場所やそのタイプにもよりますが、

基本的に浅くて流れの速い「瀬」と

深くてゆったり流れる「淵」の組み合わせで成り立っています。

その一つの淵にも

深い岸辺と浅い岸辺があります。


このポイントはその淵に当たる場所で

いつもその魚がムチャクチャ溜まっている淵があり、

毎年調査をしているポイントなので、

もうかれこれ8年間通っています。


その深い岸辺は左岸側にあり、

乾季のこの時期でも毎年腰から胸くらいまであるような

深い場所だったのですが、

この日訪れてみると、

なんと左岸側の淵がなくなっていたんです(笑)




あの深かった淵には砂が堆積していて

水深は5-10cmほどしか・・・

そして、浅かった反対の右岸側が深い淵になっていて

この日は腰くらいまで水深がありました。


肝心の魚はちょっと少なかったですが、

右岸側の深い淵に張り出した大木の根っこの中を隠れ家として

潜んでいるのを確認することができました。


この8年間の間には何度も洪水などがあり、

河川の形も変えてきたのを見てきましたが、

改めてここまで流れが変わるのを目の当たりにしたのは初めてでした。

でも、それと同時に魚たちの適応力も同時に知ることができたので

いろいろと勉強になったプチ調査でした。

日本の河川の多くは洪水から人々の生活を安全にするための「治水」、

そして、次に水を利用するための「利水」事業が施されている川が多いです。

本来、日本の川も戦前、または江戸時代以前は

自然の流れに任せた河川がたくさんあったので

その多くはヘビのようにクネクネと曲がりくねって蛇行する

河川だったんですよね。

現在、そんな光景は日本ではあまり見れませんが

カンボジアでは逆にそんな河川がまだまだ残っています。

洪水の度に川の流れが変わり、

氾濫した際にできた三日月湖なんて言葉は

小学校で習った方も多いのではないでしょうか。

そんな自然の力で作られ、消えて、またつくられる・・・

自然の川の流れを見れるカンボジアは

魚や河川が好きな人には最高の地の一つだと今回の小さな発見で

改めて気付かされた1日でしたっ!


河川から見えるゴミ問題


みんなで川遊びへ行った際に

ほんの30分ほどタモ網をもって

いくつかの魚を確認しに行ってきたのですが、

その途中でゴミがなる木々を見ました。


とはいっても、

ただ単にビニール類のゴミが木に引っ掛かっているだけなのですが、

その数がすごいんです。

僕自身はずっとこんな光景を水辺を通して見てきたので

ある意味慣れっこになっている部分もあるのですが、

それでも、毎回見る度に考えさせられちゃいます。


ここに限らず、

低地のトンレサップ湖へ行った時もメコン本流でも

小さな池でも、湿地でも、山間部の細流でも・・・

どこでも見かける光景です。

ここに限って言えば、

今でこそ乾季なので川の水位はこの程度ですが、

ビニールの引っ掛かった場所は今の水面から3mくらいまでの間です。

雨季にはそこまで水位が上がることがわかりますよね。

降水量の多い年だとこの地点でも5-6m上昇するので

そんな年の後の乾季には遥か上にゴミがたくさん引っ掛かっているんです。



実際はこれしかない!・・・のですが、

やっぱりカンボジアの人々一人ひとりが考え方を変えていないと

この問題はなくなる事はないんですよね。

そしてこれを突き詰めていくと

頭の中でいつも最後に行き着くキーワードが「教育」なんです。

教育というテーマはその名の通り教育なのですが、

その地域(国)を動かしている政府をはじめとする

政治、社会に良い意味での変化が起こらないと

ここでいう教育も変化が起きないのかな・・・と。


日本も世界もそうですが、

自然の資源や自然そのものは

限りがあるものだったり、壊してしまうと、

元に戻すことができなかったり、

戻すためにものすごい時間やお金が必要になる事例は

山ほどあるはずです。


途上国といわれる国々だからこそ、

先を行く国々が行った失敗を繰り返さない対策をしながらの

発展ができないものか・・・といつも水辺で考えてしまいます。


魚に関わる一人のヒトとして

まだ答えは見つかっていませんが、

この問題は一生抱えて突き詰めたい問題でもあります。


偶然出会った地カンボジア・・・

まだまだ分からないことだらけです。


2018年2月19日月曜日

スイカわり


それから、

今回の川遊びに行く途中で

スイカを大量に販売するお店(露店)があったので

スイカを買って行きました!


それにしてもものすごい数のスイカですよね~

日本のスイカとは違ってちょっと小ぶりですが、

味は甘くて美味しいです。

しかも、30円くらい~150円くらい(大きさやお店によりますが)で

買えるので手ごろなフルーツです。



この日の移動は人数が多かったので

我が家のマーチには乗れなくて(笑)

ここ数年の遠方調査の時にチームに入ってもらっている

ドライバーのソティーさんに頼んで

連れて行ってもらいました。

ここでも彼の目利きで甘いスイカを選んでもらいました。

こういうのは現地の人の感に頼るのが一番ですよね(笑)


そして、

川遊びをして昼ご飯を食べた後に

スイカ割りをして遊びました。

とはいっても、ほとんどピアの息子が

頑張ってやってくれました。


でも、

なかなかヒットしなくて

何十回も力いっぱい叩いていました(笑)

それを見ているだけでも楽しかったです!


カンボジアではスイカ割りは習慣として

ないようですが、

お寺などの催し物では焼き物のツボを高いところに吊るして

スイカ割りのように目隠しして叩く遊びがあるので

その要領で楽しみました。


カンボジアは年中暑いですが、

夏の遊びをしたな~と思える一日でしたっ!


川遊び


今回は(も?)

魚に夢中になってしまい(汗)

娘の相手をすることも忘れちゃいました(笑)


代わりにピアと旦那のシナが娘の相手をしてくれました(汗)


みんなには申し訳ないと思いますが、

密かにこうしていろいろな人と娘が遊んでいるのを

見ると嬉しいんですよね~

自分が小さい頃人見知りだったので、

娘には小さい頃から多くの人と触れ合う様な

機会をもってほしいと思っています。

自分の場合は機会があっても

その機会をうまく自分で使えなかった自分が悪いのですが・・・



そして、

楽しい川遊びも無事に終えることができました。

カンボジアでも日本でも、

どこにいてもそこでできる限り楽しい時間を過ごしたいですよね。

みんなに感謝です!!


カンボジアであんま釣り


当日!

みんなで予定通りにシェムリアップ川の上流へ行ってきました!

嫁さんは流木探し(笑)

ピア一家は息子とうちの娘の相手をしてくれました。

その間に僕と釣り弟子の隆太は早速あんま釣りを開始!

そもそもあんま釣りの経験はそんなになく、

釣り好きの兄が何度かやっているのを見ていた程度で

真剣にやったのは昨年の夏に日本へ帰った際に

神奈川県の中津川でウグイ釣りをしただけです(汗)

なので、釣れるか自信もなかったのですが、

やってみると・・・


すぐにラスボラが釣れましたっ!!


これはRasbora pavianaですね!

尾柄から頭部に向かって走る青黒い太いラインが特徴の魚で

どちらかというと低地の氾濫原よりもやや傾斜があるような

標高のちょっと高い水域で多く見られるラスボラです。

この写真ではラインは反射して白っぽいですが、

キレイな魚でした。

いつもの調査では投網で大量に採ってしまうのですが、

こうしてあえて釣りで釣ると、

いつもとは違った嬉しさがあります。




そして、釣り弟子の隆太がなかなか釣れなかったのですが、

コツを覚えてからは結構釣っていました。

何事もそうですが、釣り入門した頃は

ともかく釣れる釣りをしっかりやっておくと

長続きしますし、

基礎が身につくのでステップアップしていくには

大切な過程ですよね。

釣れてヨカッタデス!!



途中でピアの息子もやりたいと言ってきたので

竿を貸してあげて三人で釣りをしました・・・


・・・が、


まだ小さいのですぐに飽きてしまい、

最後は竿を置いてポイントのど真ん中にダイブ・・・

されちゃいました・・・

お陰で魚が散ってしまい、

その後30分くらいはアタリもなくなっちゃって

苦戦しました(笑)



バケツが近くに置けなかったので

最終的に残った魚は少なかったですが、

十匹ずつくらいは釣りました!


ラスボラの他には

下の写真の魚Mystacoleucus obtusirostrisも釣れました!

この魚もコイ科の魚で、

腹ビレ、尻ビレ、尾ビレが黄色で

背ビレの縁は黒く縁どられ、中は赤くてキレイな色に染まる魚です。

バルブ系の魚なので体高があり薄っぺらいボディーをしています。

アクアリウムには向いている魚ですよね~


ちょっと下流の瀬ではお馴染みの

ロケットフィッシュこと、

Homaloptera confuzonaが5個体程採れました。


他にもいろいろとタモ網では採れましたが、

久しぶりに可愛いゲンゴロウもいました。

このタイプのゲンゴロウはカッコイイですよね!

名前は何ていうんでしょうね(笑)


あんま釣り・・・

シンプルだけれど奥の深い釣りでした。


仕掛けはとても簡単で


1~2m程の竿に

同じくらいかちょっと長いくらいの糸をつけて

先に市販の糸付き(ハリスつき)の

小さい針(タナゴバリや白ハエヤマベ針など)をつけるだけです。

基本は竿、糸、ハリ、エサのソーセージだけです。

針をつける時にヨリモドシ(サルカン)を使って結ぶと

少し重くなるので扱いやすいですが、

餌(ハリ)の動きが鈍くなるので釣れない場合は

直結で結んでオモリなしでやってみると釣果がアップするかもしれませんね。


餌は安い魚肉ソーセージが使い易いですが、

川ムシを探して使えばもっと釣れるはずです。

他にも食パンなどでも釣れますので、

チャレンジする方はいろいろ試してみてください。

本当に簡単な釣りなので

春から秋にかけて日本の河川でも楽しめる手ごろな釣りですね。

手にピクピクっとくるアタリは最高ですよ!

(釣りは楽しいものですが、水辺での遊びですので安全第一で楽しんでください)



竿つくり


昨日は日曜日という事で

娘の世話をしてくれているピアさんの家族と

釣り弟子の隆太とシェムリアップ川の上流へ行ってきました!

本来の目的は嫁さんがお店のディスプレーに使う

流木拾いなのですが、

川に行くなら・・・

という事で釣り弟子の隆太と僕は釣りをすることにしました(笑)


ただ、釣りといっても今回はあえて近代的なタックルを使用せずに

日本に伝わる伝統的な釣りで魚を狙う事に・・・


それがあんま釣りです。

前日に知り合いの家に自生している竹を分けてもらい

1.5m程の竿をつくりました。

先ずは節のゴツゴツをカットして適度なテンションがかかるように

竿の長さを調整します。

今回の竹はどれも大きく曲がっていたため、

ガスコンロを利用して

曲がっている部分をかるく焙りながら曲がっている方向とは逆の

方向へ力を入れて徐々にまっすぐにしていきます。



そして、最終的には3本の竿をつくりました!!

実際、釣れるかどうかは自信ないのですが・・・

翌日の釣りが楽しみでした(笑)





2018年2月14日水曜日

ちょい釣りで


近くの池でまたまた釣りをしたのですが、

今回釣れたのはイエローフィンバルブ(Barbonymus gonionotus )でした。

どこにでもいるようなコイ科の中型魚ですが、

ちょっとボディーが短いショートボディタイプでした!

ショートボディの魚はどの種も最近アクアリウム界では

高価な値で売られるくらい人気のタイプですよね。

個人的にはそれほど興味はないのですが、

それをカンボジアで釣った!というのが嬉しくて(笑)

思わず持ち帰っちゃいました(笑)