2018年2月20日火曜日

河川から見えるゴミ問題


みんなで川遊びへ行った際に

ほんの30分ほどタモ網をもって

いくつかの魚を確認しに行ってきたのですが、

その途中でゴミがなる木々を見ました。


とはいっても、

ただ単にビニール類のゴミが木に引っ掛かっているだけなのですが、

その数がすごいんです。

僕自身はずっとこんな光景を水辺を通して見てきたので

ある意味慣れっこになっている部分もあるのですが、

それでも、毎回見る度に考えさせられちゃいます。


ここに限らず、

低地のトンレサップ湖へ行った時もメコン本流でも

小さな池でも、湿地でも、山間部の細流でも・・・

どこでも見かける光景です。

ここに限って言えば、

今でこそ乾季なので川の水位はこの程度ですが、

ビニールの引っ掛かった場所は今の水面から3mくらいまでの間です。

雨季にはそこまで水位が上がることがわかりますよね。

降水量の多い年だとこの地点でも5-6m上昇するので

そんな年の後の乾季には遥か上にゴミがたくさん引っ掛かっているんです。



実際はこれしかない!・・・のですが、

やっぱりカンボジアの人々一人ひとりが考え方を変えていないと

この問題はなくなる事はないんですよね。

そしてこれを突き詰めていくと

頭の中でいつも最後に行き着くキーワードが「教育」なんです。

教育というテーマはその名の通り教育なのですが、

その地域(国)を動かしている政府をはじめとする

政治、社会に良い意味での変化が起こらないと

ここでいう教育も変化が起きないのかな・・・と。


日本も世界もそうですが、

自然の資源や自然そのものは

限りがあるものだったり、壊してしまうと、

元に戻すことができなかったり、

戻すためにものすごい時間やお金が必要になる事例は

山ほどあるはずです。


途上国といわれる国々だからこそ、

先を行く国々が行った失敗を繰り返さない対策をしながらの

発展ができないものか・・・といつも水辺で考えてしまいます。


魚に関わる一人のヒトとして

まだ答えは見つかっていませんが、

この問題は一生抱えて突き詰めたい問題でもあります。


偶然出会った地カンボジア・・・

まだまだ分からないことだらけです。


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