2017年8月23日水曜日

黒革の手帳


今回の帰国の際に部屋にしまっておいた黒革の手帳・・・

ではなく、

全国、各県の地図を引っ張り出しました。

写真は滋賀県の地図です。

ちょっとだけいろいろな都道府県の地図を覗きましたが、

どれも懐かしいものばかりでした。


これらの地図には

昔、全国を飛び回っていた頃の

魚たちの採集記録が記してあるんです。


特に琵琶湖の地図はたくさん記録があり、

2種を除いてすべての淡水魚の採集ポイントが

複数個所書き込んであります。

まさに魚版の黒革の手帳です(笑)


カンボジアでも同様に

この十七年でたくさんのデータができました。

これをもとに

これからも良い方向で役立てたいという気持ちを

改めて強く感じた時間でした。




最後のナマズ釣りが


今回の帰国での魚たちとの出会いも終わりだったのですが、

あきらめがつかなくて(笑)

もう一晩琵琶湖へ釣りに行ってきました。

最後という事で何を釣るか?

迷ったのですが、

せっかくなら透明度の良い奥琵琶湖がイイなと思い、

イワトコナマズ釣りに行ってきました。

そのポイントは水中にゴロゴロしている岩場で

そこをルアーを通すので

引っ掛かるんですよね(笑)

結局、引っ掛かるとズボン脱いでパンツ一丁で湖の中へ入るんです(笑)


最初は毎度その作業をしていたのですが、

少し先に大きなカケアガリがあってその斜面にルアーを通したいので

自然と腰まで立ちこんでの釣りとなりました(笑)


日も変わり始めた12時過ぎに浅瀬でアタリが!!

釣れたのはナマズではなくバスでした(笑)


30cm程のものでしたが、

最後の魚がバスってのは嫌だな~と思い、

その後もねばって釣りましたが、

目的の魚は釣れませんでした。




立ち込んでいると、

やたらと足が痒いんですよね~(-_-;)

ライトで照らしてみると、

その犯人はスジエビとヨシノボリでした。

足のつま先から太ももまでいたるところにくっつくので

たまに足を動かさないと痒くて(笑)

釣りもまともにできませんでした(笑)



結局気付いてみれば5時間くらい琵琶湖に浸かっていました(笑)

最後は琵琶湖で全身浴をして

これまでの疲れを癒しながらも

これからのパワーを充填しました(笑)!!

明日の朝カンボジアへ出発です。



もう一度(笑)


琵琶湖での小物釣りの帰りに

もう一か所、

河川で小物釣りをしてきました。

なんか名残惜しいんですよね(笑)


釣れたのはいつもの

オイカワやタモロコ、

カネヒラやヤリタナゴでしたが、




やっぱりイイですね~


本当に久しぶりの

暖かい季節の琵琶湖を満喫できた帰国となりました。

日本の魚たちに感謝です!!


あのナマズの産卵場

先日、紹介したナマズの産卵場の様子です。

これは何日か経ってから撮影したものですが、

翌日車で通りかかった際に見た時には既に

水が抜けていました。


という事は卵は孵化したんでしょうかね??

2日あればこの気温なら十分に孵化しますが、

水の排水と一緒にすべての孵化し魚が水路へ行けたかというと

難しそうなので今回の産卵は上手くいかなかったのかな~

と思いました。


本来なら琵琶湖周辺では5月初旬に田植えが始まるので

水がしっかりと溜まってエサもたくさん湧いている5-6月が最適な

季節でその間にたくさんのナマズが産卵しています。

なので、今回は8月の一時的な大水だったので

水が維持できない水域では失敗だったんですね。

それでも、多少は水路へのがれた仔魚もいると思うので

元気に育ってほしいですよね。



琵琶湖で小物釣り


琵琶湖での小物釣りも最後となりました!

仕掛けはいつものモロコの枝針仕掛けです。


岸際には無数のカネヒラがいました。

見える範囲だけでも数百尾は見えます。

という事は、この一帯だけでも数万尾入るんでしょうね!

琵琶湖はまだまだしっかりと在来種がいるんですよね。

本当に素晴らしい湖です。


この日もスゴモロコ!


ビワヒガイ!


背びれの黄色がきれいでした!


2尾同時も!(3回ありました)



ニゴイ!


デメモロコ!


カネヒラ!


ヌマチチブ!

オスのヒレはキレイですね!


そしてコイ!

コイはなんでかいつも最後に釣れるんですよね(笑)


のんびりできた一日でした!!



最後の2夜連続ウナギ釣り

藤沢での滞在もあと3日となったので

2夜連続でウナギ釣りに行ってきました(笑)


いつものポイントで1尾釣ったのですが、

サイズが小さい・・・

このポイントはカーブしている川のインコース側なのでわずかに浅いのですが、

大物と数の面でもアウトコースの流れのある方が良いのでは?という

兄のアドバイスがったので

アウトコース側に行ってみることに。


これまでは川の岸からの釣りだったのですが、

移動中に渡った橋の上からの方が釣りやすいのでは

という事で

流れのある場所の上から釣ることに!

橋の上からの釣りって初めてなので(笑)

中々快適でよかったですね~


すると、

次々に当たりが!!

立て続けに小サイズ、中サイズ、小サイズの

計3尾が釣れました!


ちょうど下げからの潮の上げに変わった時間帯だったので

活性もあがった時間帯だったため

場所が良いのか?時間帯が良いのか?

わかりませんでしたが、

楽しませてもらいました。 


そして、

2夜目となった最後の日も

橋の上からの釣りでした。

この日もアタリが多くて楽しかったのですが、

しっかりのったのは1尾だけでした。

でも、

今回初のマハゼも釣れました(笑)

いつもカンボジアでコンジキハゼ(グロッソゴビウス)を見ているせいか、

似ているけれどちょっと違うマハゼを見て

ついつい興奮しちゃいました。


そして、

この日は3本竿を出していたのですが、

この日で最大のアタリが来たんです!

立てかけていた竿がグイグイ曲がって

折れそうなくらいしなったので合わせると、

いっきに30mくらい走られてウナギではないとわかり、

とりあえず姿を確認するために橋の下まで引き寄せると、

出てきたのは70cmくらいのアカエイでした(笑)

このサイズは初めてだったので嬉しくも

ガッカリ・・・(笑)という感じでした。

橋を渡って岸に降りれば上げられましたが、

他の竿にもエイがかかったらやばいので(笑)

ハリスだけ切ってその場でリリースしました。


その後、

雨が降ってきたので納竿となり、

今季のウナギ釣りを終えました。


初めてのウナギ釣りでしたが、

計8尾(たぶん)釣れたのでまあまあの釣果でした!!


次チャレンジする機会があれば

今度は大きなサイズを探すのがテーマですね。

どこかにたくさんいるはずなんで(笑)


また藤沢に帰る楽しみができました。



再度、藤沢へ!

再度、藤沢へ行ってきました。

今回は滋賀で車を何度も使う予定だったので

滋賀で使っていた車を藤沢へ返しに行ってきました。



日本へ帰国した当時アップしたひょうたんですが、

あっという間に大きくなっていて

もう十分水筒にできるくらいのサイズでした(笑)


ナマズの本


しばらくまた空いてしまいましたが(-_-;)

関西でもいろいろなところへ行ってました。

この日は仕事の打ち合わせで久しぶりの大阪でした。

阪急ホテルに行ったのですが、

この場所は二十年ほど前に初めて水族館の人と面接したホテルで

とても縁のある場所なのですが、

そこで再び仕事の話ができたのは

なんとも言えない感覚でした。


その道中の電車の中で読んだのがコレ!

「鯰(ナマズ)」です(笑)!

鯰と人の歴史から

鯰そのものの進化の話や

生態、研究の歴史などなど、 


鯰に関する事が

様々な視点からまとめられたもので

鯰マニアには欠かせない本だな~と思いました。

道中の電車は往復2時間弱なので

全部は読めないと思い、

直接ナマズの生態が書かれた章から読み始めました。

この章では僕もお世話になったナマズの第一人者であり、

ビワコオオナマズの命名者としても有名な友田氏や

ナマズの生態研究では有名な前畑氏、

琵琶湖博物館初代館長だった川名部氏、

カンボジアにも生息する東南アジアのナマズに詳しい小早川氏など

ナマズの研究に携わる方々の話がたくさん書かれていました。

特に友田さんが書かれていた

フィールドでのビワコオオナマズとイワトコナマズの話は

今回、僕もリアルタイムで見ていた魚だったので

とてもドキドキしながら読んでいました(笑)


そして、もう一つ

小早川さんが書かれていたナマズの分類学上の話なのですが、

研究の結果、

マナマズとイワトコナマズはとても近縁な種であるそうなのですが、

ビワコオオナマズは少しだけ違う進化を辿った種だというお話でした。

前回お話しましたが、

歯の形状などから見てもそれぞれがどのように進化してきたのかが

わかりますので

とても面白い研究だな~と感じました。


この本はとても魅力的でしたが、

それぞれの研究者さんがみな口をそろえて書かれていたのは

昔も今もイワトコナマズとビワコオオナマズに関しての研究は

ほとんどされていないという事です。


よくよく考えてみると、

自分も若い頃知らず知らずにイワトコナマズと

ビワコオオナマズを追いかけ始めたのは

情報がなかったからなのかな~?

わからない事が多いから興味をもったんだろうな?って

いうところに行き着きました(笑)

それと同じように

カンボジアの魚に魅せられているのも同じ理由なんでしょうね(笑)

この本と琵琶湖のナマズたちを通じて

改めて自分の行動のきっかけを

感じられた瞬間でした(笑)


2017年8月13日日曜日

琵琶湖で泳ぐ!第二弾


本日はずっと計画中だった滋賀の家族総出で

琵琶湖へ遊びに行ってきました!

今回の行き先は近江八幡市の宮ヶ浜です!

目の前には琵琶湖では最大の島(沖島)があり、

とても自然豊かなエリアのひとつです!


滋賀には総勢7人のちびっ子がいるので

みんな安全第一で楽しんできました。


聞いてみると、

みんな滋賀に住んでいながら

琵琶湖で泳ぐことはあまりなんだとか!!

もったいないです!!

こんな素晴らしい環境があるのに・・・(笑)


確かにみんな最初は入るのを拒んでいましたが(笑)

入っていれば楽しさが伝わったのでしょうかね~

みんな本当に楽しんでくれたので魚屋としては

最高に幸せな時間でした!!


わが子も先日に続き、

2度目の琵琶湖となりました(笑)


滋賀県外の方も

もし滋賀に来られる際には一つのスポットとして

レジャーに利用してみてはいかがですか??

(その際は安全第一でお願いいたします!)