台風の夜はイワトコナマズでしたが、
翌日も琵琶湖の水位を一時間おきに観察して
夜に行くかどうか考えていました。
今年のデータを見る限り
七月はそれほど雨も降っていなかったようで
台風翌日から県内に降った雨が徐々に琵琶湖に流入し始め
水位が45センチ上がりました。
他にもいろいろな事が重なり
この夜は絶対見れる!という自信の元に観察へ行ってきました。
今回行った場所ではまだ強風と時々雨が降っておりましたが、
前日の恐ろしいくらいの大荒れ琵琶湖を見ていたため、
大分マシで何ともないくらいでした。
湖面を観察していると、
イワトコナマズをすぐに5個体程確認しましたが、
産卵は確認できませんでした。
イワトコは6月が最盛期だと思っているので
ちょっと遅いかな~という感じがしました。
でも、8月でも産卵を確認した年もあるので
十分に観察ができる可能性はありました。
そして、今回のメインとなるビワコオオナマズの産卵も
夜の3時頃までいたので計50回くらいは見れたのですが、
今回は岸から5~15m程の水深1~1.5m程で行われることが多く、
なかなかゆっくりとじっくりと観察することができなかったのは残念です。
上の2枚の写真はオスがメスに絡みついて
産卵するシーンです。(写真が汚くてすみません!)
すべての条件がバッチリ揃うと
この夜の数十倍の数が集まり、
パッと見渡しただけでも数ペアが産卵している!という
素晴らしい光景を朝まで足元で見ることができます。
最後の写真はビワコオオナマズの精子です。
イワトコナマズは成熟した個体の産卵日でも少ない場合が多いのですが、
オオナマズはさすがデスネ!
年に何回かしかないビワコオオナマズの産卵に
今年は10数年ぶりに立ち会うことができました!!
毎年、カンボジアでこの時期に
天気予報をみて「行きたいな~」と思っていたので
本当に良いタイミングでした。
前日のナマズの大産卵と共に良い経験をさせてもらいました。
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