2013年1月31日木曜日

ダトニオプロジェクト43



 
ダトニオプロジェクトのご報告です。
 
日本にストックしてもらっていたダトニオTシャツMサイズの在庫が切れました。
 
これも皆様の応援のおかげです。
 
ありがとうございます。
 
 
只今タイにて追加分を注文中ですので
 
今しばらくお待ちください!
 
 
次回は新たにSサイズも注文していますので、
 
L・M・S の3サイズです。
 
 
デザインも多少変えています。
(淡水魚研究所の名を入れました)
 
 
これからも皆さまの応援よろしくお願いいたします。
 
 





2013年1月30日水曜日

風邪でした

先週、ブログをアップした夜から寒気と熱で

今朝まで寝込んでしましました(笑)

久しぶりの風邪だったので辛かったです。

初日に38℃まで上がったのでおじさんの体にはこたえました!

調査のスケジュールも幸いにまだ決まっていなかったので

とにかく寝て寝て回復を待ちました。

まだ完全ではないですが今晩は店にも行かないといけません。

風呂にも入っていないので川に飛び込みたい気持ちになりました。

日本も寒いのでみなさん風邪ひかないように気をつけてください!!

2013年1月27日日曜日

次回フィールド調査

今日はホテルの水槽メンテに行って来ました。
 
このところ、図鑑の資料整理もたくさんたまっているのですが、
 
頭が悪いので、なかなかスムーズにこなせないんですよねーー(笑)
 
 
さらに、まだ未定なのですが、2月3月のスケジュールが詰まってきたので、
 
急きょ来週から調査へ出かけるかもしれません。
 
この調査地はもう6-7年前に一度行ったきりの場所で、
 
それ以来、毎年行けずにいた場所です。
 
その地域では以前よりももっとしっかりと調査したいという思いと、
 
前回採った種をもう一度採集してサンプルを確保したいんです。
 
 
その調査は相棒を連れていかないと難しいので、
 
相棒のカンボジア人のスケジュール次第で変わります。
 
その準備も先日から始めたので、なんだかバタバタな日が続いているんです(笑)
 
 
まさに貧乏暇なしですねー!(笑)
 
 


2013年1月26日土曜日

市場の魚シリーズ84(スナゴハゼ Pseudogobius javanicus)

今日は以前紹介したハゼの続きでハゼ科の魚を紹介します。
 
今回は市場の魚シリーズ84(スナゴハゼ Pseudogobius javanicus)です。
 
スナゴハゼという名でお分かりだと思いますが、
 
スナゴハゼは日本にも生息している汽水~淡水性の小型ハゼです。
 
私も日本で調査をしていた頃何度か採集したことがあります。
 
そんなハゼがカンボジアにもいるんです!
 
 
体長は3-4cmほどなので、小さくて変わり映えしない魚ですが、
 
写真を撮ってみてびっくり!!
 
意外とキレイな魚なんですよね!
 
しかも、ロカリティの違いでカラーも変化に富み、
 
いろいろと楽しませてもらえる魚です。
 
 
カンボジアではまだメコン水系で確認していませんが、
 
海岸線地帯の単独水系でよく出会います。
 
下の写真は夜間採集の時に浅場にいた個体です。
 
目を凝らすと、ものすごくたくさんいるんです(笑)
 
 
 
日本では冷凍赤虫なども手軽に手に入りますので、
 
飼育は比較的簡単だと思います。
 
何かの縁があればぜひチャレンジしてほしい魚の一つです。
 

2013年1月23日水曜日

淡水魚の記事でました(クロマーマガジンVol.26)

 
昨年末に書いた『カンボジアの淡水魚』というテーマの記事がでました。
 
この雑誌はカンボジアクロマーマガジンという本です。
 
カンボジアでは様々なところに置かれているフリーガイドブックですので、
 
多くの方に見てもらえると幸いです。
 
 
表紙はダトニオカラーの山吹色ですね!!
 
特集に入れてくださったので表紙にも『カンボジアの淡水魚』と書かれています。
 
嬉しいですね!
 
 
内容は魚をあまり知らない方にも苦痛を感じることなく(笑)
 
魚の話を知ってもらえるようにダラダラ書かずに短く5つのテーマに分けました。
 
 
『1.インドシナ大地の形成と大河メコンを有する集水域の生物多様性』
 
ここではインドシナの大地の誕生からメコンの存在を通して
 
この地に多様な生きものが育まれてきたという内容です。
 
 
『2.メコン河とトンレサップ湖の存在』
 
次はメコンとトンレサップがカンボジアの大地にとっていかに大切かを語っています。
 
川の特異な性質や湖の大きさなどの具体的な数字を出して
 
興味を持ってもらえるように書いてみました。
 
 
 
『3.アンコール時代から引き継がれる人と魚の付き合い』
 
ここではアンコールワットが栄えた時代を想像しながら、
 
人は水辺(魚)と共に生きてきたということを知ってもらい、
 
現代の私達の生活を考えるといった内容です。
 
 
『4.カンボジアの淡水魚』
 
ここでやっとカンボジアの淡水魚についての話を少し書いています。
 
 
『5.絶滅の危機に瀕する魚たち』
 
最後に自然環境に関する話を書きたかったので
 
アジアアロワナ、メコンオオナマズ、以前紹介した大型コイ科のAaptosyax、
 
そしてダトニオの4種の写真をあげながら魚の危機を通して
 
私たち人間の生活を考えよう!という内容です。
 
 
 
最後にちゃっかりダトニオプロジェクトの宣伝も入れてもらいました。
 
これからダトニオ好きだけでなく、
 
一般の方々にも少しでも広がると良いですね!
 
 
 
クロマーマガジンさんありがとうございました!
 
 
 
 
 

2013年1月22日火曜日

標本整理しました

 
今日は文献を読むことと、もう一つ!標本整理を少ししました。
 
魚の標本は基本的にホルマリン水溶液で固定していますが、
 
時と場合によってはDNAを調べるためにエタノールでも固定します。
 
今回はホルマリンタンクの一番小さい入れ物の蓋が壊れたので
 
他の入れ物と交換しました。
 
水が入り、濃度が変わってしまったり、
人には有害なので蓋はとても大切なものです!
我が研究室は貧乏研究所ですので(笑)
標本瓶にそれぞれ保管することができず、
袋で分けて管理します。
 
カンボジアに住むまでは日本の博物館に寄贈していたのですが、
 
今は研究室のおもてにある小屋に貯蔵しています。
 
久しぶりにすべての標本を見たのですが、
 
タグを読まなくても魚を見ただけでその魚を採った時の景色や
 
様子が頭に浮かびました(笑)
 
ちょっとマニアックですが(笑)思い出ってすごいですねー!
 
 
 
1年ちょっと前に死なせてしまったDatnioides pulcherにも出会いました。
 
これが今も元気だったら・・・と思い返してしまいました。
 
こうして標本を見ると、魚に対する情熱も湧いてきます。
 
他にもデカいタンクがあるのでそちらもいずれ整理していかないといけないですね。
 
 
 
 
 
 

属名変更(ホマロプテラ属)

先日、いつもお世話になっている某博物館の
 
方からカンボジアの魚に関する文献をいただきました。
 
今回の論文はアメリカのフロリダ大学の先生が出したものです。
 
内容はバリトリダエという科に属するホマロプテラ属(Homaloptera)の一部が
 
Homalopteroides属に戻るといった内容でした。(英語なのでた・ぶ・んです)
 
ホマロプテラ属というと馴染みがありませんが、
 
アクアリストの方だとタニノボリの仲間という名で親しまれているグループです!
 
 
H. smithi
H. tweediei
 
私のカンボジアでの調査結果ではこの属名変更に該当する種は
 
H. tweedieiとH. smithiの2種でした。
 
これから持っているデータの訂正作業が待っています(怖!)
 
合わせて図鑑の資料も訂正しないといけないのでとても厄介です(笑)
 
 
 


2013年1月21日月曜日

久しぶりのサッカー

 
うちの嫁が小中高とバレーボールをしていたので、
 
それを活かし、町にある孤児院『スナーダイクマエ』の子供達に
 
バレーボールを教えるために週に一度訪問しています。
 
ということで、今日は遠足終了後の夕方にもう一つ楽しい時間を過ごすことができました。
 
 
スナーダイクマエさんでは『スポーツの時間』があるのですが、
 
バレーボールは女の子が練習し、男の子たちはサッカーをして過ごします。
 
ということで、僕はサッカーに参加させてもらいました!
 
今日は10人メンバーがいたので半分に分かれてゲームです。
 
ゲームの前にはグラウンドを走ったり、
 
柔軟体操をしっかりとしてから始めます。
 
その練習だけでひそかに息が上がっていました(泣)
 
久しぶりにはいたシューズはいいですねー
蹴った感覚がたまりませんでした!!

シューズは今は化石のようなアディダスのプレデターです。
今でも愛用しているお気に入りです!
 
実際、ゲームが始まって30分でヘトヘトになり、
 
交代することになりました(笑)
 
みんな10代なのでスタミナが違いますね!!
 
おじさんはこれが精一杯でした(笑)
 
 
3-4月に甘くなりそうなマンゴーがたくさんありました!
 
 
マンゴーは何種類も品種があります。
 
うちの店ではマンゴーシェイクを出しているので
 
週に平均30kgほど買います。
 
季節によって値段や品種が違うので大変な面もあります。
 
ここのマンゴーは僕が好きなタイプのマンゴーでした!!
 
大きくなったら食べさせてもらいたいですね(笑)
 
重みで地面につきそうです
本日の遠足とスポーツは嫁が書くブログでもアップしていると思います。
 
また違う視点からのアップだと思いますのでぜひ!覗いてください!!
 
 
 
20日は本当にたくさんの体験をさせてもらいました。
 
でも、そのツケがまわり、今は体中痛いです(笑)
 
 
 

アンコールワット遠足2

 
アンコールワット遠足2は午後からバイヨン寺院など多くの遺跡が集まる
 
アンコール・トム遺跡群を見て来ました。
 
 
昼ごはんを近くの屋台で買って食べたのですが、
 
その時に売られていた焼き魚を紹介します!!
 
スネークヘッド(C.striata)(左上)、
クララ(右上)
キノボリウオ((左下)
スネークスキングラミー(右下)
ナマズの仲間でもあるオムポック(左上)
ピーコックスパイニール(右上)
イエローフィンバルブ(B.gonionotus)(左下)
コイ科の小型魚ヘニコリンカス・シアメンシス
最後のヘニコリンカス以外は日本のショップでもよく見かける種ですよね。
 
そんな魚たちを毎日焼いて食べているんです!
 
実際僕はあまり食べませんが、このような光景を見ると、
 
カンボジアにいるんだと改めて感じました。
 
 
この状態で未舗装道路を1時間以上走るんですから
 
落ちないか心配です。
 
日本ではありえませんがこれが今のカンボジアの日常の光景です。
 
僕も小学生の頃お祭りの時に神輿を載せたトラックに乗って
 
会場に行ったときの事を思い出しました。(それよりも数倍スゴイですが・・・)
 
 
 
アンコールトム遺跡の入り口の門を通ります

 
あにじゃさんはこれから実家の家業を継ぐために帰国されます。
 
私達夫婦もこの約2年間様々なところでお世話になって来ました。
 
これまでのあにじゃさんのカンボジア奮闘記はこちらをご覧ください!!
 
 
 
バイヨン寺院の回廊に掘られたレリーフです。

中央にいる漁師さんが船上から投網をうっている姿がわかりますか?

まわりにはコイ科の魚やワニなどがいます。

1000年以上昔のクメール人が作った傑作ですね!

僕はこの壁画がバイヨンでは一番好きです!!

 
それでも、バイヨンといえばやっぱりこの顔でしょう!!
 
こちらも大好きです!!
 
 
ちょうど今回はフィッシュアイを持っていたので
 
以前からやりたかった撮影をしたのですが、
 
時間がちょうど昼過ぎだったので逆光で失敗に終わりました!!
 
 
上の写真はアンコールトム内にある寺院の池なのですが、
 
2枚の写真にある池は通路を挟んで左右にあります。
 
距離も20mほどしか離れていませんが、
 
池の環境は大きく違い片方は水草などもまったくない濁った池で
 
もう一つは透明度もよく、魚もたくさん見えて水草も豊富でした。
 
本当は降りて見たかったのですが(笑)
 
今日はカメラマンなのでみんなを追って先を急ぎました!!
 
 
サルも現れました!子供達は遺跡よりもサルに夢中でした(笑)
 
そんなこんなで!何とか遠足を終え、
 
みんなは村へと帰っていきました!
 
あにじゃさんおつかれさまでした!!
 
まだあと少し村の生活を楽しんでください!
 
アニジャさんは僕にとっては現地でいろいろと相談する相手だったので
彼が帰国するのはとても寂しいです。
彼はいつも穏やかで縁の下の力持ち的な存在です。
なので、冷静な判断と意見を聞きたい時はいつも彼に相談していました。
これからもアニジャさんのお仕事が上手くいくようにカンボジアから応援したいです。
 
 
アニジャさんのブログはこちら
 
 
 

アンコールワット遠足1

 
昨日は朝から夜まで家に帰らずに楽しい思いをしてきました!
 
まず朝から夕方までは世界遺産の寺院アンコールワットへ行ってきました。
 
 
しかもシェムリアップの町から1時間以上かかる村に住む約100人のカンボジア人と一緒です。
 
実は1年9ヶ月前からその村に住んでいる日本人がいるんです!
 
井上つよしさん(ニックネームは『あにじゃ』さん)です。
 
そのあにじゃさんが村に住むきっかけになったのは
 
数年前に世界一周旅行をされている間にその村に小学校を作った方々がいるのですが、
 
その時に学校を作ったグループの中から出てきたのがあにじゃさんなのです!
 
そのあにじゃさんが約2年の活動を終えて今月末に帰国されます。
 
その前に村の人たちとの思い出が作りたいという発想から
 
今回のアンコールワット遠足(修学旅行)が企画されました!
 
 
ピックアップトラック2台に105人が乗って来ました!
 
ということは1台あたり50人も乗っているんですね!スゴイです!
 
到着後、すぐに迷子にならないように番号をつけたシールを村人の服に貼ります!
 
 
あにじゃさんも楽しそうにアンコールワットの道をみんなと歩いていました。
 
今回僕ら夫婦はその遠足のカメラマンです。
 
良い思い出になるような写真をたくさん撮ってあげたいですよね。
 
 
 
早速、カメラマンの仕事を開始したのですが、
 
水辺が現れたので開始数分で魚モードです(笑)
 
ラスボラやニードルガー、キノボリウオなどが見えました。
 
このお堀にはどこからともなく放流されたソウギョやアリゲーターガーなどがたくさんいます。
 
でも、釣りをすると罰金数万円なので注意してくださいね!!(笑)
 
 
 
あにじゃさんの存在は本当に大きく、
 
学校を建ててから現在まで学校を中心として、多くの村人から信頼を得て、
 
様々な活動を展開されてきました。
 
なかなか人目につくような活動ではありませんが、
 
その間にいくつかの学校建設にも携わり、
 
現地に住む日本人としての役割を大切にされ、
 
日本人からもカンボジア人からも慕われる存在になりました。
 
 
 
アンコールワット寺院内に入るやすぐに子供達は持参した弁当を食べ始めてしまいました(笑) 
 
 
おばあちゃんも参加しており、
 
足場の悪い高台にも上り、仏像にお祈りしていました。
 
 
 
あにじゃは終始子供達の様子を心配しながら歩いていました。
 
そして帰国することで村から離れることが相当辛い様子でした。
 
 
寺院の中にある池にもクローキンググラミーや
 
スネークヘッドがいました!
 
一度この池で採集調査をしてみたいものですね。 
 
 
 
 アンコールワットでは最後に集合写真を撮って
 
次のアンコールトム遺跡群へ移動しました!