2016年10月14日金曜日

今日の魚調査


今日は先日の調査で採れた小さなドジョウっぽい

Tuberoschistura cambodgiensisを探しに行ってきました。

場所はシェムリアップ川の最下流付近です。

泥道をズルズル滑りながら採集地へ着きました。


すると、すでにカンボジア人のオジサンが来ていて

だいぶ荒らされた後でした(汗)


オジサンのバケツには結構良い型の魚たちが!!

コイ科とナマズ科がメインでしたが、

インド方面から養殖対象種としてカンボジアに入ってきた

ローフーこと!

Labeo rohitaが2個体入っていました。


この魚はこれまでにもトンレサップ湖内や他の河川でも

天然水域から採れた記録はたくさんあるので

それほど驚きませんでしたが、

この川にも入ってきているようです。

とはいっても、

日本のブラックバスなどの様に

圧倒的な侵略をしているようには思えないのですが、

気を抜いてはいけない魚の一つです。


そして、

僕はというと、

今回は一番目の細かい投網を用意していたので

投網のサイズも小さく、

大物はまったく入りませんでした(笑)

オジサンはお前の投網は入らない!と言われましたが、

こっちはデカい魚を求めているのではなく、

小指よりも小さい魚一種を探しているので

おじさんの攻撃を無視して頑張りました(笑)

そんな中で採れたのは

スカンクボティアやミスタス、ホースフェイスローチなどなどの

小さい魚がちょろっとでした(汗!)



これではだめだと思い、

下流方向へどんどん移動して

良い場所があれば投網を打っていきました。

そして、とうとう道も浸水しているところまで来ちゃいました。

まさにこの先が今のトンレサップ湖です。

乾季ならあと数キロは行けるんですけどね。


その行き止まりの手前では

Syncrossus beaufortiなども採れたのですが、

最後の一投で投網も破れてしまい終了となりました。


数尾は写真撮影用に生かして持ち帰り、

下の写真の魚たちはリリースしました。


いやー

求める魚は数が少ないので

難しそうです(笑)

今日は久しぶりに50発くらい投網を打ったのですが・・・

成果は得られず、全身泥だらけになっちゃいました(笑)

思い通りにいかない時もありますよね!


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