2018年1月26日金曜日

ボララス採集


やっとリアルタイムでブログが書ける日が来ました!!

今日は久しぶりに一人でシェムリアップの町から約50キロくらいの地点にある

クーレン山麓の湿地へ行ってきました。


日中の一番暑い時間に行ったので

すぐにバテちゃいました。

おまけに我が家の愛車のマーチも

ラジエーターがグツグツ沸騰して

ものすごい勢いでクーラント液を蒸発させていました。

湿地に着いた時はホッとしました(笑)

愛車には採集中ボンネットを開けて

大きな木の陰で休んでもらいました(笑)

さて!

今回はボララス(Boraras micros)という

体長10ミリ(1cm)くらいの超小型のコイ科の写真を撮るためです。

これまでに何度か出会う機会があったのですが、

研究室に持ち帰る前に死んでしまったりして

なかなか良い状態の個体が得られていなかったので

水産局の写真を借りていたんです。

なので、一度こうしてしっかり採って持ち帰って、

できる限り良い写真を撮りたかったんです。


この湿地は結構広くて

遥か彼方まで続いています。

7-8年前に水中メガネをつけてビート板をお腹に入れて浮いた状態で

奥深くまで進んだことがあるのですが、

(こーすると、泥深い場所でも水中が濁らなくて水中観察がしやすいです)

水面には抽水植物が繁茂しているので

ヘビとか虫が怖くなって引き帰した思い出があります(笑)


でも、奥には蔓植物で食虫植物でもあるウツボカズラの仲間の群落もあるんですよ!

水面を這って進むので

目の前に現れるウツボカズラは迫力があってキレイでした。



そして、

今日の狙いのボララスも何とか数個体採れました。

この魚は同属のBoraras urophthalmoidesと一緒にいる事も

多いようでこの日も網に一緒に入ってきました。


ただ、僕のタモもそれほど目が細かくないので

頭が1-2ミリしかない魚はすぐに抜けてしまいます(汗)

なので水中では素早くもあり、

水圧で魚体を傷めない微妙なスピードですくい上げて

1-2秒で魚を見つけて水を張ったボールにタモの底を入れて

素早くカップで掬って生簀に収容します(笑)


上の写真は休憩をはさんでからの2回目の採集で採れた分です。

本当に小さいです(笑)


そして、

気付いたら僕も胸のチョイ下くらいまで湿地に浸かっていました。

ここはヒルがいるので怖かったのですが、

底の泥が深くて膝くらいまで埋まるので

すぐに胸まで浸かっちゃうんですよね(笑)


ヒルがついているとパニックになるので

採集を終えるまで足は見ないようにして

何とかミッションをクリアしました(笑)


明日は問題の撮影です。

上手く撮れれば良いのですが・・・



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