2018年1月17日水曜日

琵琶湖最後の釣り


先日、日本から無事にカンボジアへ戻りました!

日本の冬は数年ぶりだったので

すっごく寒くて辛かったです(笑)


最後の2日間は胃腸をこわしてしまい、

最終日に予定していたスシローでも

人生初の寿司なし食事をしました(笑)

回転ずしでうどんと茶碗蒸し、味噌汁しか食べないのは

もったいない気持ちでいっぱいでした(笑)


でも、結局最後の最後でだ~い好きなツブガイを食べたのですが、

体調不良で舌がおかしいのか??

あの大好きなツブガイが美味しく感じられませんでした・・・



今回の帰国は最後の最後で

しくじっちゃいました(笑)




さて、


今回の帰国最後の魚との出会いは

近所の水路でした!

ここは湖東エリアの広い平野部で

いたるところに水路が張り巡らされているエリアです。

基本的には小型の在来種がいろいろいるので五目釣りには最高の場所です。



とはいっても、

一番寒い季節なので暖かい時期のようにどこでも・・・

という訳にはいかないんです。


一本の水路でも浅くて流れの速い場所にはいないので

深くて緩やかな流れの場所をさがしていきます。

そんな時には車よりも小回りの利く単車が一番なのですが、


今回は単車がないので

自転車での釣りでした!!



でも、生憎すっごい強風でしかも寒波が来ていたので

寒くて体にこたえたので(笑)

結局、あまりじっくりと釣りもできませんでした(汗)

そんな訳で最後に出会えたのは

このエリアで勢力をもつヌマムツだけでした(笑)


でも、本当はギンブナ、オイカワ、カマツカ、タモロコ、

スゴモロコ、アブラボテ、ヤリタナゴ、ナマズ、ドジョウ、コイ

あたりはいるはずなんですけれどね~

よーく水面下を見ていると、

時々その姿が見えました。


なかでも、僕がずっと追っていたのは

スゴモロコです。

この魚は琵琶湖の固有種で西日本の河川に広く分布する

コウライモロコとは別種です。

このスゴモロコは一般的には琵琶湖内に生息する魚といわれているのですが、

実際はそうでもないんです。

成魚の多くは確かに琵琶湖内にいる事が多く、

産卵期も湖岸のヨシやヤナギの根などに産卵するそうですが、

その中には河川に遡上して産卵する個体群も結構いるんです。

そして、河川で生まれた仔魚が夏・秋と成長して

30-40mmくらいに成長した個体群の一部が

今回の水路に留まって越冬しているんです。

・・・という訳で

スゴモロコは意外と河川での生活史が長い種でもあるんですよね。

それも個体群によって違いはあるかと思いますが、

日本の淡水魚たちも

まだまだ知られていない生態がたくさんあるんですよね。



カンボジアでもそうですが、

日本の魚たちについてもまだやってみたいフィールド研究が

いっぱいありますね(笑)



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