2019年5月23日木曜日

石に化ける


クラティエ州のこの河川では

オイカワみたいなオプサリウスやラスボラ、プリストレピスなどが

いましたが、あまりパッとする魚がいないので

移動しようかなと思っていた時に出会ったのがこれっ!


Pseudobagarius inermisという魚で

バガリウスに近いのかな。

とはいっても、1mを越える事はなく、

この属はみんな3-5cmくらいの小型ナマズです。


この前にアップしたネマケイルスに手を噛まれている時に

撮影していたのがこの魚です(笑)

水中写真がなかったので嬉しい出会いでした。


全部で4個体追いかけて観察しましたが

じっくり見ているとこの種独特の動き方があって

面白いです!


この魚はなんといっても

鼻先の口の周りがみな黄色い事ですかね。

他のシュードバガリウスやアキシスの仲間ではこれ以外にいません。
(カンボジアでは)


この魚たちはこの後撮影できるタイミングを得られず、

数日間メコンを一緒に旅して

シェムリアップに帰ってから研究室で撮影しました。


今回の生息場所は

すっごく限られた場所を選択しているようで

ピンポイントのいくつかの条件がある場所にしかいませんでした。

これはよほど運が良くないと

タモでは出会えないのかもしれません。



魚の世界も人と同じで不思議だらけです。




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