2016年3月28日月曜日

やっと修理

 
魚屋にとって大切な仕事道具の一つでもあるタモ網!
 
他にも投網やバケツなどなど、いろいろな道具があるのですが、
 
タモ網はそんな道具の中でも中心的な道具で
 
基本中の基本的なツールです。
 
サムライでいえば刀のような道具です。
 
 
そんなタモが先月行ったゲンゴロウ調査の際に
 
折れてしまいました(笑)
 
 
そこで、やっと昨日と今日で修理を行いました。
 
最初は柄の部分を新しいものにしようかとも思ったのですが、
 
適当な木を調達して加工するのに時間がかかるので、
 
まず、折れて使えない部分をカットして
 
残りの部分を加工して再利用することに決めました。
 
そうすると、7cmほど短くなってしまうので
 
長年使い込んだ感覚がちょっと変わるのですが、
 
そこはまた使い込んで慣れるしかないですね。
 
 
カットした柄に網を取り付けるためにドリルで穴を開けて
 
くぼみを彫刻刀で掘りました。

 
そして、網の部分をはめ込んで・・・

 
ねじねじバンドで絞め込みました。
 
でも、これだと投網を使って最終をした際に
 
タモに投網を入れて魚を取り出す時に
 
かなりの高確率で投網の網がこの金具に引っかかるんですよね~(汗)

 
下の写真の下に写っているステンの板が本来はその役目をしていて
 
小さな釘を打ち込んでバンドを止めています。
 
なので投網が引っかかりにくいのですが、
 
それでも時々ステン板の端が引っかかることもあるくらいです。
 
 
結局、今回はビニールテープで覆って
 
引っかかるのを回避する方向で作業を終えましたが、
 
今度日本へ帰ったらステンの板を探してあれば買ってこようと
 
思っています。

 
よく使うものであるからこそ
 
なおさら、良いものを使いたいですよね~
 
そこはこだわりたいところです。
 
 
このタモ網は実は3代目なんです。
 
もう魚採りを本格的に初めて20年くらいになりますが、
 
タモってすっごく大切なんですよね~
 
だからこれがしっくりきて、何も気にすることなく使えないと
 
結果も少し変わってくるんですよね。
 
そこには手の感覚だったり、
 
網枠の形だったり、
 
網の袋の形状が今水中でどうなっているのか?
 
などなど袋の硬さやその時々の水の流れの強さなど、
 
手と体で感じる経験と感覚がすごく大切です。
 
このタモ網は3代目ですが
 
(1代目は十年ほど前にカンボジアの地方でなくしちゃいました)
(2代目は今も健在で柄をショートタイプにしてしようしています)
 
これからも大切にして使っていきたいですね。
 
皆さんも身近なもので大切に長く使っているものはありますか?
 
 

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