2016年3月12日土曜日

メコン調査(森林環境と経済問題)

 
シェムリアップからラオス国境のメコンへ行く途中は
 
やや標高が高くなり、
 
辺りは水田地帯からキャッサバやゴム園に変わり、
 
最後の150kmほどの区間はまばらな森林地帯へと姿を変えていきます。
 
その途中で撮影した一枚の写真がこれです。
 
ラオスの山間部ではこうした焼畑が日常的に行われていますが、
 
ここでは毎日森林の伐採が続いており、
 
毎年、この道を通る度に森林が減少しているのが手に取るようにわかります。
 
 
以前、植物学者さんが来られた時、
 
一緒にカンボジアの森林を見て回った際に
 
カンボジアの森林の大多数が原生林ではなく、
 
二次林と呼ばれる森だという事をお聞きして驚きました。
 
現在は法律などでも違法伐採を厳しく取り締まっていますが、
 
抜け道があるため実際は森を守れていないのが現状だそうです。
 
この先、カンボジアの森資源の管理方法と
 
その先にある未来がとても不安です。
 
この問題は地球全体としても大きな課題ですが、
 
魚屋としても、森が貧弱になればそれに伴い
 
魚たちも減少するためなおさら心配です。
 
人の財産や生活に対する気持ちと自然環境・・・
 
どうにか上手くやっていけないものですかね・・・
 
 
 

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