2019年4月3日水曜日

カルダモンの魚(マハシール)


ダムの魚ネタでもう一つ!

最近怪魚釣りでいろいろな方がネパールあたりにマハシールという

大きなコイ科の魚を釣りに行っていますよね。

カンボジアでは名は違いますが、

その仲間でもあるTor属の魚たちがカンボジアにも数種生息しています。

水産局と僕の調査でも確実に3種とsp.扱いの1種を確認しています。



それらのサイズはまだ60アップくらいまでしか

確認していないので何とも言えないのですが、

最低でもそのサイズまではいる事は確かですよね。





そのTorの一種を今回のダムでも採集しました。

それが下の写真ですw!

まだ小さな個体ですが、

スネークヘッドのタツベの近くに仕掛けてあった

50m程の刺し網に5個体程掛かっていたという事は

これらの親魚もここにいる!という事ですよね。


カンボジアで確認されている中の

タンブラとタンブロイデスの2種については

下の写真のように下あごの中央にある部分の長さが大きな特徴です。

ただ、ある程度大きな個体にならないと

その部分が発達していないので同定できません(;^_^A


そんな訳でこれらの個体もまだ決め手がない状態です。

(本当に難しいですw)


他に採れたものは主にコイ科がメインでした。

一番多かったのはオステオキルス属のvittataです。


次に多かったのはPoropuntius属でした。

このグループは渓流などの高地の山間部河川に多い種ですので

ココにいてもおかしくないですよね。

ただ、メコン本流にもいるため、

個人的にはそれとは別種なのでは???といつも思っています。


このダムでは巨大なマハシールがいる可能性もあり、

スネークヘッドも3種いますし、

さらに擦れていないエリアですし、

アングラーにとっては未知のエリアですよね。

あとはどう攻略すればいいのか・・・(;^_^A

そこはやってみないとわかりませんね。

アングラーさんの攻めのプランがどれだけ柔軟に対応できるか?

楽しそうなエリアだという事は間違いないですw


お目当ての魚たちも3個体

クレイジージャーニーのロケの合間にもらって

魚撮影している時間もないので

すぐに標本にして持ち帰りました。


この時は減水していましたが、

通常は写真手前のボート辺りまでが湖面です。


まだ誰もルアーでアタックしたことがないと

思われるこのダムのスネークヘッド釣り!!!

興味のある方がおられましたら

下記のフィールド案内ホームページより

お問い合わせください。

(未知のエリアなので情報もなく、完璧な案内はできない可能性がありますが、

できる限り楽しい旅になるよう最後までお付き合いいたします!!)



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