2012年4月5日木曜日

京都水族館見学

京都水族館へ行ってきました!

今回の帰国ではもう1つ水族館へ行きました。
3月にオープンしたばかりの京都水族館です。
実はこの水族館で働く先輩に頼んでカンボジアに生息するコイ科の大型魚Aaptosyax grypusの写真を手に入れるためにある博士の自宅へ行ったのですが、
残念ながら写真を撮っていなかったようで、写真は手に入りませんでした(笑)
そのあと、先輩の配慮で時間の許す限り水族館を案内してもらうことができました。

この水族館は京都のど真ん中に位置し、内陸の水族館としては初めての

素晴らしい水族館でしたよ。
この水族館のテーマは「水といのちのつながり」です。
京都は豊かな山々をもち、そこから流れ出た水は山から平野部へと移動し、

太平洋側と日本海側の両方へつながる河川をもちます。
そんな京都の水域を生きものを通して楽しむことができる水族館です!

でも、噂には聞いていましたが、行ってみてその凄さに気付きました!!
お客さんの数です!!本当に多いんです(笑)!!
訪問したのは午前中だったのですが、すでに水槽は見えません(笑)
写真も撮ろうと思いましたがそんな余裕はありませんでした(笑)



琵琶湖博物館のようにざっとですが紹介します。
まずは京の川ゾーンです!
主役はオオサンショウウオです!
写真の水槽が10m程のオオサンショウウオ水槽ですがスゴイ人の数で見えません(笑)
近年は中国産のオオサンショウウオが入ってきており、交配種が多く出現しています。
大きな問題になっていくでしょう!

この近くには河川に生息する淡水魚の大水槽もありました。
先日、琵琶湖で採れたカガミゴイ(40cmくらい)もいましたよ!
かなりカッコいいです!

次は海獣ゾーンです。アシカやアザラシ、ペンギン水槽が続きます。
ここは子供たちがみんなはしゃいでいました(笑)







そしてその奥がメインの大水槽です。


この水槽のテーマは「日本の海まるごと!」です。(たぶん)
様々な魚やレイアウトがみられ、それぞれの生態が観察できますよ!
ただ、この館は内陸部なので人工海水を使用しているため十分に海水が使えません。
またオープン間もないこともあり魚の数が多くろ過が追いつかないみたいです。
でも、これは水族館の宿命ですよね!
きっと飼育員さんたちは試行錯誤しながら頑張っていると思います。







大水槽の上も案内してもらいました。
長年水族館で働いていたためか、水槽の上や裏側へ行くと凄く落ち着きます(笑)
知らず知らずの間に体に染みついているんですかね(笑)

続いては海洋ゾーンで様々な海の生きものが展示されています。
海水は得意でないので省略します(笑)
他には交流プラザなどもありました。


そしてその奥が山紫水明ゾーンです。
ここには京都や周辺の希少生物がたくさん展示されています。
この水槽は古都京都らしい和風なイメージを出していてとても落ち着いた

シブい展示です。



魚名板に書かれた種名もカタカナではなくひらがな表記です!
また、水槽のサイズや位置にも工夫がなされています。
少し前に話題になったヨドゼゼラも展示されていましたよ!

和風の雰囲気がとても合いますね





この施設のバックヤードにはそれほど水槽はありませんが、
オオサンショウウオ室や展示種の保護増殖をするための設備などがありました。
オオサンショウウオ室には人差し指サイズの個体からデカイ個体まで

様々なサイズのオオサンショウウオが飼育されていました。

オオサンショウウオは国の特別天然記念物ですからその扱いは難しいんですよ!

幸いにもこの館にはスペシャリストがいますので安心ですね。


裏のストック水槽
様々な淡水魚がいました!


オオサンショウウオの保護飼育部屋

シロウオのストック水槽
日本海の由良川産です!

僕もかつては標本集めで探したことがあります!


外には京の里山ゾーンがあり、棚田や小川があり、

そこには様々な水草や水生植物が植栽されています。

今はまだ寒いので見れませんが、きっと夏にはキレイな草花が見られると思います!

最後は屋外に設置されたイルカショーのプールです。
観覧席も十分なサイズで、皆さんゆっくりと見る事が出来ると思いますよ。
海獣用の部屋

キレイに整頓されたスタッフのスーツやカッパ

カンボジアではありえない光景です(笑)

潜水に欠かせない機材

メガネやタンクを見ると血が騒ぎます(笑)

最後はお土産にオオサンショウウオまんじゅうを買って見学を終えました!!
思いがけない楽しい時間でした!
開けてびっくり!
真っ黒のまんじゅうが入っていました。
見た目よりも大分美味しかったです!

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