2017年6月30日金曜日

話題のタニガワナマズから2


タニガワナマズからのナマズたちとの思いで第2弾です(笑)

3種のナマズたちとはフィールドでもいろいろと観察させてもらったり

釣りをしたり、水中で対決したり(笑)

本当にいろいろな事を教えてもらいましたが、

出会った魚たちには繁殖の技術も教えてもらいました。

仕事がら、繁殖に関しては

日頃から様々な種を扱っていたので

繁殖自体はそれほど特別な事ではなかったのですが、

仕事ではこの3種のナマズに関しての繁殖は取り組んでいなかったので

プライベートの時間で体験したことは

今でも役に立っていますし、

今後も役立てたいと思っています!

本当に良い経験でした。


こちらは湖東地域の琵琶湖流入河川産のマナマズです。

ビワコオオナマズやイワトコナマズの人工採卵をやる前に

何度もマナマズを使って練習しました。


マナマズの卵はすごく緑色をしており、

独特の卵色です。

他の2種に比べると卵巣の成熟期間が長いので(たぶん)やり易いですね。


そしてこちらがイワトコナマズの卵です。

マナマズと比べると黄色くてすぐに区別がつきますね。


そして、最後がビワコオオナマズの卵です。

やや緑色っぽい黄色ですかね?

こちらはイワトコ以上に難しくて年に1度か2度しか採卵チャンスはありません。

そして、

肝心の4種目となりそうなタニガワナマズですが、

情報によると、上顎後方歯帯(上顎にあるザラザラした歯の奥側(2列目)の歯)

の形に違いがあるそうです。

タニガワナマズは琵琶湖ではなく東海地方などの谷川に生息している

ナマズだそうで今まではただのマナマズだと思われていたそうです。

それを根性で追い続ける方々がいるそうで

その方の一人が研究したところ、

この上顎後方歯帯がマナマズは左右がつながっているのですが、

話題のタニガワナマズはつながっておらず、左右に分かれているそうです。

それを聞いて僕もついつい昔の写真を引っ張り出して

上顎後方歯帯を見てみました(笑)


下の写真はイワトコナマズの上顎後方歯帯ですので、

タニガワナマズもこんな形状になっているのでしょうね。

ちゃんと左右に分かれています。

(黄色い丸で囲ったところです)


一方で、

こちらはビワコオオナマズの上顎後方歯帯です。

残念ながらマナマズの上顎後方歯帯写真はもっていなかったのですが、

これ(オオナマズ)と同じ様に上顎後方歯帯は左右つながっているはずです。

(赤いライン)


歯の形状での種同定はとても有効のようで

実はカンボジアの魚たちの中でもこれと同じ様に

歯の形状を参考に同定しているグループがあるんです。

その代表的なのがPANGASIIDAE(パンガシウス科)という

ナマズのグループです。

下の写真がそれですが、

よ~く見ると、

魚自体の姿は同じような魚たちですが口を開けてみると、

歯の形状がそれぞれ違いますよね!


繋がっているようで実は左右と中央の3つに分かれていたり、


中央は丸くて左右はヒゲの様にチョロッと出ています


こちらは中央で分かれていて、

左右がとても長くて細いです!


さらにこちらは小さな4つの丸い点の様な歯が!


このグループはまだまだ何種もおり、

みなそれぞれ違った歯の形をもっています。


ここでやっとタニガワナマズとつながりました(笑)


日本の淡水域にすむ魚たちでも

まだまだ新たな発見があるので、

きっとカンボジアの魚はもっともっと研究が進めば

細分化されていくのでしょね。


そんな研究が進むための助けになる様な

データをつくって残していきたいですね。


そして、

タニガワナマズ!!

マナマズと明確な違いがわかり、

記載されると良いですね~!!

応援したいですね。

楽しみです!


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