2013年10月11日金曜日

ダトニオTシャツを着てくれました!

 
彼はサムナンという中学1年の友達です(笑)!
 
僕らが4年前にこの場所にお店を出した時からの知り合いです。
 
彼のお父さんは地雷の被害にあい、足を失っています。
 
そうした人の中には物乞いなどをするようになる人もいますが、
 
彼のお父さんは仕事をしています。
 
彼はそのお父さんと兄弟5人でナイトマーケットの入り口でカンボジア伝統音楽を演奏して
 
CDを販売したり寄付をもらって生活をしています。
 
出会ったころはまだ小さくて小僧(笑)でしたが、
 
成長期なのでみるみる背も伸びてもう少しで僕と同じくらいです。
 
お店が近いということで毎日うちの店に彼と末っ子のトラというチビが遊びに来てくれます。
 
 
実は今年の2月に放送した「世界ナゼそこに日本人」の番組で
 
ベタを探しに行ったときにフィールドを案内してくれたのも彼らです!
 
 
 
お父さんは魚好きなので
 
よく地方へ調査に行ったときには
 
シェムリアップ近郊に生息していない魚をお土産にあげます。
 
 
最近はエイを死ぬまでに一度は食べたいといっています。
 
今度機会があればお土産にあげたいですね。
 
 
 
 
こうして寄付などをして生活する家族はまだまだ多いのが現状ですが、
 
この家族は近くで出会うそうした家族や人と少し違う点があります。
 
 
それはみんなが暗い目をしていないことです。
 
サムナンもトラもそうですが、
 
お姉ちゃんやお兄ちゃんもいつも元気です。
 
 
その要因はたぶんお父さんだと僕は思っています。
 
いつもお父さんは元気いっぱいで大きな声で話し、
 
まわりの人たちともとても良い関係を築いているのがよくわかります。
 
 
このお父さんのライフスタイルが知らず知らずに
 
子供たちにも影響を及ぼしているんでしょうね。
 
実はお母さんは数年前に病気で亡くなっているんです。
 
なので、末っ子のトラはほとんどお母さんを覚えていません。
 
実際にはこのような境遇の子供たちはいくらでもいますが、
 
とにかく素直で思いやりがある子供たちです。
 
彼が中学を卒業したら少しずつですが僕の魚調査のパートナーになってほしいと
 
企んでいます(笑)そして、さらにその先ですが、水族館ができたら
 
すぐにでもカンボジア人スタッフに飼育や採集の支持ができるようなエキスパートに
 
なってほしいとささやかな夢を抱いています(笑)
 
 
 
カンボジアでの生活でも毎日いろいろな刺激を感じたり、
 
考えさせられることも非常に多く、
 
バカな僕にはとても良い環境にいるな!と感じています。
 
 





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