2013年6月22日土曜日

今日の調査

やっとご飯も食べて落ち着きました(笑)
 
今日は朝から150km移動後に少し海岸線地帯を調査しました。
 
でも、着くや大雨で車から外に出られません(泣)
 
 
今回は急きょ、学校建設の手伝いをほったらかして来てしまったせいか?(すみません!)
 
雨季だからか?、南西モンスーンの雲に覆われてどんよりした天気です。
 
まだ雨はやんでいませんでしたが、
 
とにかく以前にやったことのあるポイントで投網とタモで調査しました。
 
 
ここはメニーバーやシックスバーで知られるダトニオの生息地でもあります。
 
今回はラテス(シーパーチ)の幼魚の死骸を3個体見つけました。
 
ヤツもやはりここにいるんですね・・・
 
ラテス属は採るよりも釣りたいですね(笑)
 
 
でも、このポイントも昨年と比べて護岸がしっかりと整備され、
 
以前とは違った雰囲気でした。
 
街の近くは開発の勢いがスゴイです。
 
下の写真が一昨年(一年半前)です。
 
さらにここにはカブトガニがたくさんいるんですよ。
 
でも、この調子では数年後にはどうなるかわかりませんね。
 
 
下の写真はここで採れた魚の一部で
 
標本にするために確保したものです。
 
逃がした種類も入れると、14種類の魚が確認できました。
 
でも、一度じっくり調査しているポイントなので変わり者はなかなか出ませんね(泣)
 
バケツの中には1cm程のハゼ(ブラキゴビウス属)や
 
透明なハゼ(Gobiopterus属)なども入っています。
 
 
 
 
次は海岸線を西へ30km走り、全部で8ポイント調査しました。
 
意外と海も近く、河口域の様なタイプの河川が多かったですね。
 
船もたくさんあり、岸沿いには漁師さんの家が並び、
 
生活感がとてもありました。
 
この風景はトンレサップやメコンとはまた違った景色です。
 
 

 
水面にはサヨリの仲間の3種がたくさん見えました。
 
 
でも、これらのポイントの上流側は実は山なんです。(下の写真)
 
すぐ後ろに巨大な山があり、
 
雨季には豊富な水が流れ出します。
 
乾季は透明な河川ですが、
 
この時期はコーヒー牛乳色で水面しか見えません。
 
 
そんな時に、やっと淡水域見つけました!!
 
実はここでラスボラ・エスペイが出れば!と思っていたのですが、
 
残念っ!
 
いつものバルブとミスタス(泣)
 
でも、見慣れないハゼが大量に採れたのと、
 
久しぶりにベタ・プリマに出会ったのでよかったです。
 
 
ベタプリマはこの辺りにいることは知っていたので驚きませんでしたが、
 
このハゼ!初めはスナゴハゼかと思いましたが、
 
まったく違うことに途中で気付きました。
 
 
わが研究所は貧乏研究所なので立派な標本ビンは使えません(笑)
 
なので、ロカリティー別か種別にしてビニールに入れ、
 
それをホルマリンのでかいタンクに入れて一括で管理しています。
 
ここでまたハプニング!標本用にした個体がキレイに固定できていない事が後でわかり、
 
再度、帰りにもう一度ここで採集して
 
今数尾活かしています。
 
 
2度目の採集の際に15cmもある太いヒルに足の裏を噛まれて
 
一人でのたうちまわっていました(笑)
 
その時はマジで笑えなかったです!
 
 
 
そして、
 
これからゲストハウスで写真撮影です。
 
これが時間かかるんですよね(泣)
 
かるく数時間です・・・
 
 
でもこれは避けられない道ですからね(笑)
 
がんばります!
 
 
 
 
そして、今日偶然に漁師さんと出会い、トビハゼが欲しいというと、
 
ポイントを知っているらしく、明日一緒に採りに行ってくれるとの事で、
 
明日はマングローブエリアに潜入してきます。
 
これまでに2回採れずに失敗しているので、
 
今回はどうなるかーっ?
 
すごく採りたいんです。いるのに採れないのは辛いですよね。
 
期待しつつも期待しないように(笑)しています。
 
 
ただ明日7時に漁師さんの村集合なので
 
辿り着けるかがまずは大きな山場となりそうです(笑)
 


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