2019年7月27日土曜日

バラマンディ釣行3(マシ―ル)


思わぬ天候の関係で海に出れなくなり

反対側の河川上流部へ行ってみたのですが、

マングローブジャックが多く、

なかなかバラマンディの姿が見えません。

そこで、以前たくさんいたテッポウウオを小型のポッパーで釣って

遊ぼうと思い岸際へキャストを続けていると、

時々テッポウウオが出ます。

でも、4-6月とは違い淡水が増えているせいか

姿が減っており、下流へ降りたようです。

なので、少ない数のテッポウウオをトップで出すための

キャストを続けていた時に

テッポウウオとは違う魚がアタックした来ました。

どうやらルアーにはまだ当たってなかったように

感じたので、もう一度同じ場所へポッパーを落として、

3アクション目でバコンっと水面を割るアタリが!!



6月の釣行時には3-4尾の群れでクイーンフィッシュが何度か

大きなミノーを追いかけてきていたので

これかな!と思いきや、

出てきたのはカンボジアではトライクマウ(黒い魚)といわれる

コイ科のNeolissochilus soroidesでした。

このグループはTor属と並んでアングラーの間では

マシ―ルやマハシールと呼ばれる魚です。




主に東南アジアからインド、パキスタン、ネパールなど広くいろいろな種が

生息しています。カンボジアにはこれまで3種を確認しています。

大きさもそれぞれですが、

カンボジアに生息する種はどれも60-80cmくらいまでの種なので

ネパールのメーター越えの様な種はさすがにいません(笑)



それでも、このグループの魅力はちゃんともっていますよw

ルアーには果敢にアタックする魚なので

アングラーにとっては最高の魚です。

また、トラウト好きのアングラーさんは好きになる魚かもしれません。

その輝きというか魚体の色はなんとも言えない美しさです。

一言で言うと「深み」がある魚です。


口はカスープほど大きくはないですが、

このくらいのポッパーなら飲み込む個体も釣りました。



そこで2月にクレイジージャーニーのロケでこのポイントを訪問した際に

実は1個体80-90cmくらいの個体を見ているんです。

当時はこの魚だとは気づきませんでしたが、

今思い起こすとこれですね。

大型個体は乾季の塩分の濃い季節もしっかりここで生活しているんでしょうね。



当時はその大きな姿を見て

ソウギョかアオウオにしか見えなくてw

海水魚でも当てはまる種が思いつかず

謎のままでした。

今回の釣行で謎が解けてヨカッタデス!!




このエリアも

こうして季節ごとに見ていくと

その季節に合った魚が毎回現れるので

釣りをしていて楽しいです(笑)

あとはバラマンディだけなんですけどね(-_-;)





11月ー12月に向けたバラマンディのプラクティスツアーを企画中です。

現在(7月29日時点)で数名様からご連絡をいただいております。

まだまだ日程的に余裕がありますので

ぜひ皆さまのお力をお貸しください。

楽しい釣行にできるよう頑張ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

目安としては移動往復2日、

実釣4日間の計6日間(プノンペン空港で合流&解散)です。

詳しくは下記のフィールド案内HPよりお問合せ下さい。




カンボジアの魚採集&釣りフィールド案内はこちらのHPから
https://cambodiafish1.jimdofree.com/

佐藤のインスタグラムはこちらから(速報系の情報)
siemreapfwfisheslabo

フェイスブックはこちらから  佐藤智之

オークンツアー:カンボジア 「カンボジアで自由研究をしてみよう!」
淡水魚研究家・佐藤智之さんと行く!はこちらから
https://www.pitt.jp/study/article/?aid=100

ブログはこのブログから(フィールドから帰った時にじっくり書いています)
Cambodia Fish LIFE ~シェムリアップ淡水魚研究所SRF-Labo~

よろしくお願いいたします。



0 件のコメント:

コメントを投稿