2013年8月20日火曜日

医師と地方の村へ

昨日は知り合いがやっている医療活動の一環で
 
地方の村へ行って来ました。
 
今回はいつもの仲間に加えて、日本から応援に来てくださった医師や看護師の方と共に
 
予定していた患者さんの診察をしてきました。
 
いつものように市場で物資の購入です。
この時にちゃっかりと池用のネットを買いました。

村で配る物資や車いすなどを我が魚調査号に積み込みます。

これは先生が日本から運んできてくれた車いすです。
この車いすを渡す相手は昨年小学校を建設したコムルー村に住むお爺さん(リー爺さん)です。
 
リーさんは内戦時代に兵隊さんとして働いていたのですが、
 
戦車で移動中に対戦車地雷を踏んで数十メートル飛ばされたそうです。
 
その際に脊椎を損傷して体が動かなくなり、
 
それ以降、20年以上寝たきりでした。
 
昨年出会った時には腰のあたりと太ももの付け根に床ずれがみられ、
 
大きいところで直径20cm程にまで広がり、
 
肉や骨が見えていました。
 
このままでは細菌感染したり大きな病気になりかねないので
 
知り合いの医療活動グループに相談し、
 
今日まで根気強くお爺さんと共にガンバって治療してきました。
 
 
 
そこで、今回は日本から来た先生に診断してもらえる機会があったので
 
とても助かりました!
 
リー爺さんは村から数年出ていないので、(家からも)
 
数ヵ月後に町へ遊びに行けるように
 
車いすの調整をしました。
 
なんとか今年中には町へ連れていってあげたいですね。
 
また、お爺さんの看護をしている孫のサ―インも
 
自分の時間がつくれるようにしてあげたいですね。
 
 
 
まだまだ、これからですが少しずつでも
 
前に進んでいけるように応援していきたいです。
 
 
リー爺さんの家です!
この家に通うようになって僕ももう2年目です。
カンボジアの中でも愛着のある村になりました。
 
そして、2つ目の村はシェムリアップから東へ20km程行ったところにある
 
ごみ山です。
 
詳しい事はチョルモイツアーで活動しているタクヤの活動団体(Kumae)をご覧ください。
 
この問題は素人の僕では役不足です。(すみません)
 
ごみ山は10年前プノンペンで初めて見て以来、
 
ちょくちょく見てきましたが、
 
問題の多い地域の一つです。
 





 
今回はごみ山で仕事をする村人の健康状態をチェックするために
 
先生方が活躍してくれました!!
 
本当に感謝ですね。
 
医療は他の支援とは違い、特別枠だと感じています。
 
人は好きで怪我をするわけではないですし、
 
病気も同じです。
 
でも、その治療のために出すお金がない!
 
病院はタダでも村から病院まで連れていくお金がない!
 
そんな理由で治療をあきらめてしまう村人が大半です。
 
また、医療活動で支援したとしても、
 
患者さんにはお金が入るわけでも、
 
お金持ちになるわけでもありません。
 
得られるのは元気になった体だけですからね。
 
この問題については理解していたつもりでしたが、
 
先日、学校建設で医療活動についての話し合いをした際に
 
この話をしてくれた看護師のマサさんによって
 
改めて医療の大切さを考えさせていただきました。
 
やっぱり、本当のプロってスゴイですね!
 
いつみても、どの分野の人でも本物はスゴイです。
 
芯がブレずにしっかりしています!
 
ごみ山で作業することは健康被害などもあり問題が山積みです。

そのすぐ横には水田が広がり、

牛車が田を耕していました。

この風景の差にも考えさせられることが多々あります。
 
 
カンボジアでは日本以上に基礎的な問題が山積みです。
 
 
そうした問題に関わって活躍する日本人がいます。
 
僕もカンボジアにいる間はこうした活動のお手伝いができればと考えています。
 
実際にはそれほど役に立たないのですが・・・
 
 


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