2012年7月6日金曜日

魚以外シリーズ6(Kampot Zoo)

今回は地方にある動物園を紹介します!
カンボジアには以前から動物園が各地にあります。
といっても、日本のようにたくさんはありませんが、
観光客用というよりはカンボジア人のための動物園です。
なぜかというと、管理がほとんどできていないからです。
日本の動物園で働く方が見たらきっと驚くでしょう。
そのくらいメンテナンスがきっちりできていないのです。
今回紹介するカンポット動物園を訪れたのは実は10年も前の2002年です。
もしかすると今はしっかりと管理されているのかもしれませんが・・・
この動物園には唯一1つだけ魚水槽がありました。
写真下がそうです。


でも、残念なことにそこに収容されていたのは
アフリカ原産の移入種であるクララ(Clarias gariepinus)でした。
おそらくそのことも知らず展示しているのでしょう。
ここでもカンボジアでの教育や情報が絶対的に不足している現状を見ました。
クララを展示するのであれば在来のクララはたくさんいるのですからね。
知識や情報があれば在来種を展示するはずです。
下の写真は何だかわかりますか?
ウミガメです!


おそらく腹腔内に空気が溜まり思うように泳げません。
周りのコンクリート壁に塩の結晶がないので淡水だと思います。
しかも、長期間換水していないので水は真っ黒でした。
日本ならありえない飼育方法ですよね(たぶん)。
他の動物も環境は良いとはいえない状況でした。
カンボジアはインドシナ特有の動物を有する国です。
そうした動物の中でもトラや野生牛など多くの種が絶滅に瀕しています。
この環境を守るためには動物園をはじめ基礎的な知識をもった人材が必要だと
強く感じた動物園訪問でした!









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