観察会の翌日からは
岡山理大の先生方が来られ、
一緒にメコンとトンレサップへ行ってきました。
先ずはカンボジア東北部のストゥントレン州での様子の一部です!!
この街といえばやっぱり市場です!
この時期は毎日平均で50-70種の魚が見れるので
魚調査では欠かせない調査地点です。
この日もいろいろな魚が並んでいました。
もちろん!フォーバーダトニオDatnioides undecimradiatusも
見られました!
今回は大きな雌個体があまりいなかったのですが、
いつ見てもドキドキする魚です(笑)
Syncrossus helodes とYasuhikotakia modestaに混ざって
Yasuhikotakia eosが1個体いました。
この魚をここで見たのは初めてだったので
初記録となりました。
でも、まだ持ち帰ってから同定していないので
もしかしたら違うかもしれませんが、
大きな収穫でした。
そして、こちらはコイです!
でも、これまでに知られているコイとはもしかしたら別種かもしれないとの
話があり、その研究をされている九大の知り合いに渡すように
魚屋のおばちゃんに頼んで3個体の鰭を少し分けてもらいました。
その鰭はエタノール標本にしているので
いずれDNA分析に使えばさらに研究が進むと思います。
これも楽しみな研究課題です。
コイって身近すぎて意外と分類の研究が進んでいない魚なんですよね。
こちらもフォーバーですが、
どれも小型の雄個体でした。
これまで見てきた個体から推測すると、
もしかしたらダトニオは性転換種である可能性がかなり高いですね。
(まだ僕の仮説ですが・・・)
その中でもおそらく雄性先熟タイプです。
今はその確信を得られる舞台がありませんが、
上手くいけば数年後にそうした研究ができる環境が得られるかもしれないので
その日のためにも今からいろいろな魚種に対しての
仮説をたくさん頭の中に貯め込んでおきたいと思っています(笑)
こちらは淡水カレイの一種ですね。
いつもながら可愛い魚です!
この後もメコンの旅に関するネタをいっきに公開しますので
良かったら覗いて下さい。
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