2014年5月24日土曜日

ダトニオプロジェクト88(DNA標本採取)

 
市場での調査の後は研究室のアロワナとダトニオの
 
DNA標本を採取しました。
 
アロワナについては暴れるので(笑)
 
麻酔で眠らせてからの作業となりました。
 
今回はプロの鹿野さんがいたので安心して麻酔作業も進み、
 
無事に池に戻すことができました。
 
 
このアロワナは今回の調査地とは違う水系のものなので
 
DNAの比較に役立ちます。
 
しばらくの間、池で管理していたので魚体をまじまじと見るのは久しぶりでした。
 
こうして見ると、キレイですね。
 
色に派手さがないグリーンタイプですが、
 
鱗一枚一枚に入るストライプの輝きに感動しました。
 
 
そして、ダトニオのサンプルも採取しました。
 
今回はスタンダードに腹ビレを採取することに。
 
水からダトニオを出すのは採卵のためのホルモン投与時以来です。
 
そうそう魚を水から出すことはないので内心ハラハラしました(笑)
 
ダトニオは大人しいので作業が楽でした・・・・が、

みんな大きいので(笑)バットからはみ出す個体も・・・

それだけ成長しているんですよね。
 
 
今回は5個体を扱いましたが、
 
その中にミクロレピスと思われる個体もいるので、
 
DNAをとっておいて、
 
いずれトンレサップ産の完全な個体を採取した時に
 
比較できるのでこちらもとても価値のあるサンプルとなりそうです。
 
 
いくら調査とはいえ、
 
アクアリストさんたちの大切なダトニオのヒレなんか
 
切らせてもらえないですからね(笑)

もし、世界中のアクアリストさんたちが協力してくれると

一気にダトニオのDNA研究も進むのですが・・・


 
 
アロワナもダトニオもアクアリウムの世界では有名な魚ですが、
 
研究の世界では意外とこうしたサンプルや研究例ってないんですよね。
 
商業目的の分野は進んでも、
 
研究分野はほとんど未知の世界ともいえる魚たちなんです。
 
全長(TL)は500mmを越え510mmでした。
体長は420mmSL
 
その真っ只中で自分が
 
参加していることはとても嬉しいですし、幸せです。
 
こちらは昨年バンコクにおられたTigerperchさんから託された個体です。
元気にやっていますよ!!
 
そして、ダトたちもみんな無事に作業を終え、
 
水槽と池に戻しました。
 
 
採取したDNA分析用のサンプルは今後の研究に役立てていきますので
 
こうご期待ください!!
 
 
こんなちょっとのサンプルから

DNAを読んでいろいろなことが分かるなんてスゴイですよね!!
 
 
 


2 件のコメント:

  1. おはよう!
    大事に扱いなさい。
    頑張れ!!!
    トニ

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