メコンの続きですが、
ラオス国境の道をメコン沿いに進むと、
小さな村があったのでちょっと覗いてみました。
そこではお婆ちゃんがカゴを作っていました。
これはラオスの主食でもあるもち米を炊いた後に入れておくものです。
竹を丁寧にナイフで裂いて
網を編んでいきます。
ここはカンボジアなのですが、
ラオス文化がしっかりと定着しているようで
カンボジアの一般的な村で見られる生活とは
少し違った印象を受けました。
実際にお金もラオスのお札が飛び交っていますので
僻地のこの地域はカンボジア側からというよりは
ラオス側から物資が入ってきているのでしょうね。
いつもと違うカンボジアを見れる
不思議な場所でした。
このナイフもすごく長い時間使っているのでしょうね。
まさに世界に一つのナイフでした!
こちらはカンボジアでもよく見かける
漁具ですね。
水田や湿地などで魚を捕まえる時に
魚をこのカゴでかぶせて上の穴から手を突っ込んで魚を捕まえます。
この漁具は滋賀県にもあり、
今でも八日市市などのため池を干した時に
この漁具を使ってコイやナマズなどの魚を捕まえる文化が
残っていると聞きます。
カンボジアではアプサラショーのディナーなどを
見に行くと、このカゴを使って踊りをする演目もありますよね。
漁具を見つめてみると、
人の行き来や文化のつながりなども
見えてきますので、
意外と面白いテーマです。
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