昨日の調査の際にはシェムリアップの水産局の方や
コンポンプルック村の村長さんらも参加していたこともあって
村の沖合で行われている
保護区域を視察してきました。
湖岸から数キロのところに
水上監視小屋を建てて夜間警備をしながら
約2km四方の保護区を設けて資源の保護を行っており、
このプロジェクトは村といくつかの国際団体が取り組んでいるそうです。
これだけ広い水域なので、
2km四方とはいえ、わずかな保護面積ですが、
こうした活動をすることで漁師さんらの間での意識が変わる可能性があり、
続けてほしい活動ですね。
村長さんと水産局の方 |
保護区域内に入ってみると、
湖面から木の杭や大きな木の枝などが見えてきました。
漁礁の役割りのために設置しているものだと思います。
トンレサップ川やメコン河でも木を沈めておくと、
魚がその周辺に集まるのでそこを網で囲うとたくさんの魚が採れます。
そう考えると、とても簡単な障害物ですが、
一部を除く多くの魚が集まると考えられるので僅かな数だとは思いますが
有効な生息場となる可能性がありますよね。
ただ、このプロジェクトは3年計画で
すでに2年経過しているのであと1年で終了してしまうとのことです。
大規模な保護活動ってお金も絡んでくるので本当に難しいですね。
ダトニオももしかしたらこの下にいるかも・・・
なんて想像しちゃった昨日のトンレサップでした。