今日は長尾財団の打木さんとプノンペンの水産局チームのみんなと共に
定例のトンレサップ湖の魚調査(サンプリング)に行ってきました。
今、「行ってきました!」と書かせてもらいましたが、
改めて考えると、これまでずっと一人でやっていた調査を
今はこうして信頼できる仲間と一緒にできる事がどんなに
心強く、勉強になるかを痛感します。
皆さんも知っているアロワナ調査を始め、
こうした調査研究のチームに誘ってくれた打木さんには感謝しかないです。
本当にありがとうございます!!
いつも当たり前の様にやっている事でも
時々はその当たり前の出来事を振り返って
感謝する事は大切ですよね。
でも、・・・なかなか振り返ることって難しいんですけどね(笑)
槍の様な形をしていて、魚がどんどん壁沿いに進むと だんだん狭い場所に進入してきます。 |
さて!
今日は東南アジア最大のトンレサップ湖の魚調査なのですが、
こんなに広いところで何をするかというと、
やたら滅多に投網なんか打っても魚は入りません(笑)
何といっても、
トンレサップ湖の雨季の湖面積は日本一の琵琶湖が約670k㎡なのに対して
最大で16,000k㎡もあるんですからね(汗)
こんなにデカいので、漁師さんの定置網や刺し網などの大型の漁でとれる
魚を片っ端から記録するという方法で調査をします。
この日は日本ではエリ漁と呼ばれる定置網をまわりました。
これが最後のカゴです。小さいとはいっても結構デカいですよね(笑) |
アローヘッドなんて言い方もしますが、
杭や竹の網などを岸際から沖に向かって設置し、
魚の習性を利用しながら狭い場所へ魚を誘導して
最後に一度は行ったら出られないカゴに追い込む!という仕掛けです。
そして、定置網に入った魚たちです。
約丸一日設置した成果です。
季節や設置場所、設置期間、天候などなどによって成果には変動があります。
そんな中、今日はちょっと少なめですね(汗っ)
それでも、ジャイアントスネークヘッドの小さいのが数個体入りました。
他にも多様な種が入りましたが、
これといって「おおー!」というような種はいなかったですね(残念!)
水産局チームにみんなと選別作業を行い、
記録をとっている様子が下の写真です。
また、ちょろっとこの湖では珍しいナマズの仲間の
クラリアス・バトラクスが1個体入りました。
こちらはカンボジアをはじめとするインドシナの在来種です。
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