今日は市場の魚シリーズ47(Pangasius conchophilus)です。
市場シリーズももう少しで50回です!
やっとパンガシウスが出てきました!
日本にもパンガシウスファンの方は意外といますよね。
まずはその第一回がこのPangasius conchophilusです。
この魚はインドシナに広く分布している種ですが、アクアリウムフィッシュとしては
それほど有名ではありませんよね。
パンガシアノドンに分類されるメコンオオナマズとカイヤンの2種、
パンガシウス属のスポットバールンやパールンはお馴染みの大型魚ですね。
このPangasius conchophilusもメーター級になる大型パンガシウスです。
隣国のタイやラオスでの現状はあまり知りませんが、
カンボジアにおいての本種の出現頻度は高いです。
といっても、水路や小河川などの小さな支流にはいません。
メコン・トンレサップのような広い水域では普通種です。
この魚の特徴はなんといってもカイヤンなどと比べてみてもわかりますが、
ボディーが薄いグレーで模様がありません!
とてもソフトな印象のパンガです。
養殖もされていますが、ほとんどは天然個体というところも魅力です。
噂ですが、この魚は貝を食べるそうです。
実際に何個体か解剖したことがありますが、そのときも巻貝がいくつか出てきました。
これは偶然だったのかどうかは今もわかりません。
(調査不足ですね)
また、パンガの仲間はすべて歯型を見れば基本的に一発で同定できます。
パンガの同定でお困りの方は一度調べてみてはどうですか?
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