2012年7月2日月曜日

市場の魚シリーズ37(Puntius2種)

今日もプンティウスの仲間を紹介します。

今回はちょっと似ている2種です。

名前はそれぞれ、P.aurotaeniatusとP.binotatusです。

日本ではなんと呼ばれるのでしょうか?

おそらく2種ともあまり入荷していないのではないかと思います。



同定箇所はいくつかあるのですが、

一番簡単なのは髭の数です!

1対しかないのがaurotaeniatus種で2対あるのがbinotatus種です。

ボディーのスポットについては個体差があり、

スポットだけで判断すると間違える場合があると思います。

また、この2種は生息範囲が違うので採集しているとだんだんと分かってきます。

aurotaeniatus種は低地の氾濫原と呼ばれるメコンデルタ地域を主な分布域としますが、

binotatus種はその中でも山間部にかかるあたりから標高の高い地域に生息する種です。

同じ水系でも標高の高さにより分布域が違うのです。

琵琶湖水系でいえば、カワムツとヌマムツの関係に近いかも?知れませんね。

平面の分布域の違いと高さでの違いもいろいろと見ていくと楽しいですよね。

日本の淡水魚などでも1つの河川を調べていくと、

そのような関係も見えてくると思いますよ!!



(注意!この2種の写真は体色が違いますが、採集地や時期により

それぞれ違った体色であることがあるため色で判断するには注意が必要です)



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