カンボジアではまだまだ鍛冶屋さんを仕事とする方々が
たくさんいますが、シェムリアップの町で暮らして、
地方へ行っても魚関連の事しかしない僕は
そうそう鍛冶屋さんの仕事場へ行く機会ってないんですよね~。
そこで、
昨日訪問したメボン遺跡の修復現場でその鍛冶屋さんと遭遇したので
ちょろっと紹介したいと思います!
ここでは修復作業で使う材料の手直しや製造など、
石工さんらの道具のメンテをするのでしょうね。(たぶん)
鍛冶屋さんが現場の横に仕事場を作って
鍛錬作業をしていました。
炭で高温になった窯がありますね。
この窯の温度を上げるためには空気を送らないといけないんですが、
その空気を送る専門の方が鍛錬師さんの隣にいるんです。
その方は写真中央のやや後ろでちょっと高めの椅子に座って
ブルーの塩ビ管から出ている二本の棒を左右交互に
押したり引いたりしているおじさんです!(わかりますか?)
鍛錬したいものを炭の中に突っ込んでいる間、
鍛冶屋さんは休んでいて、
その代わりに空気を送るおじさんが精を出します。
そして、炭から金物を取り出すと、
今度は鍛冶屋さんがカキーン!カキーン!と鍛錬し、
送風係のおじさんはダラーっと休みます(笑)
その繰り返しによって
目的の金物は形をどんどん変えていくんですよね~
この光景をカンボジアでじっくり見たのは
実に十年ぶりくらいだったので見入っちゃいました。
当時は結婚する前で嫁さんと
知り合いの漁師さん宅を訪問した際に
バイクを借りて10kmほど離れた村に行ったときに
出会ったことがあったんです。
その時は鍛冶屋さんが2人で交互に打っていました。
その光景は日本の餅つき大会のようで
二人のおじさんの息があった仕事ぶりにびっくりしたのを思い出しました。
なかなか目にする仕事ではありませんが
どんな仕事でも真剣に取り組む姿って見ていても気持ちいいですね。
自分もそう思ってもらえるような仕事人になりたいですね。
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