先日トンレサップ調査で本流のど真ん中の深い場所から
採集した中にいたのがコイツです!
Ariidaeというグループの魚で、
ハマギギとよばれ、日本近海にも生息するグループです。
そのハマギギの中にはメコンやトンレサップなどの淡水域に侵入する種もいるんです!
淡水域では2種が知られているのですが
このハマギギ!
卵がデカいんです(笑)
下の写真のようなイクラ級のサイズの卵をもっている魚なんです。
この写真は2年前にメコン本流で漁師さんと採った魚なのですが、
お腹から卵が出てきた時は驚きました(笑)
日本のある有名なバラエティー番組でも「黄金のイクラ!」みたいな感じのタイトルで
企画を立ててこの魚を探したほどです(笑)
(残念ながら産卵時期が合わずにボツになりましたが・・・)
そして、この魚の親が下の2種です。
サメみたいな姿ですが、
ハマギギというナマズの仲間です!
いろいろ書きましたが、
今回言いたかったことは、ここからが本筋になります(笑)
以前採集した卵と今回採集したチビちゃんの関係をざっと計算すると、
予想される産卵時期とちびちゃんのサイズが合わないんですよね(笑)
あれだけ大きな卵ですので
孵化仔魚のサイズは大きいはずなのですが、
春が産卵期だとすると、
約1年も経った今頃でこのサイズは遅すぎないかと・・・
これはただの興味の域であって
生態学者さんではないので
何とも言えませんが、
これも一つのメコンの謎です。
でも、何年かこの魚と付き合っていけばいつかは
フィールドを通じてわかるかと思います。
まだまだ奥が深いですね~!
それから、
いつかこのハマギギの卵でイクラ丼作ってみたいですね~
0 件のコメント:
コメントを投稿