2019年8月21日水曜日

ヒメフチだけは



水がなくなっていた湿地を後にして

次に向かったのはその近くの水路の脇に湿地

ここでは2個体採れましたが、

それでも彼らの好条件環境ではなさそうでした・・・



そして数百メートル離れた同水系の湿地

ここはまた違う要素が入っていいる条件だったので

採れる!と確信しましたが、

予想に反して何とか最後に1個体という結果に。


毎日、採れてはいますが、

採ればとる程、

ゲンゴロウたちの環境に興味が湧いてきますw

この機会を大切にして

もう少し水生昆虫たちに迫ってみたいです。


そして、今年一番のスコールが降り始め、

近くのお寺で30分以上雨宿りしましたが、

やむ気配がないので帰路に。


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水がない!



昨日も引き続きフチトリゲンゴロウsp.をさがして

貧栄養で深場も浅場もある湿地へ行きました。


今回はこれまでの校訓を活かして

汗だくで手にマメができて、最後にぶっ倒れてもいいくらいの

準備をして行ったのですが、

気合いを入れすぎたのか・・・

水がありませんでした・・・(笑)


ここも大好きな場所でベタやボララスの観察で

年に一度は訪問する場所なんですが、

まさかの状態でした。


こちらの写真は以前5月の様子です。

5月は乾季の終わりでなんなら一番水の無い時期なんですが、

それでも立派な湿地です。

それが、こんな状態とはよほど今年のシェムリアップは

降水量が少ないんだと痛感しました。


実はこの数時間後に今年一番のスコールが来て

娘を迎えに行く夕方5時は町中が水没する事になりましたw


水問題・・・

難しいですね。




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2019年8月19日月曜日

ゲンゴロウ事前調査4回目(タガメ2)


この場所では結果的に

5個体のタガメを採集できました。

全部のエリアをくまなくさらうのを避けて6割くらいに

おさえておきました。

調査本番で再度チャレンジして成虫を確実に採りたいですね。



採れたタガメは2令から入ったので

まだまだ個体数もいそうです。


そして、

タガメの生息条件も新たに

いくつかわかったので

フチトリsp.と共に今後の調査に役立ちそうです。


とはいえ、

実は7月か6月にも1個体スネークヘッド釣りと

ラスボラの採集時に出会っているんですよね。

意外と最近なんですが、

感覚的にはずっと前の出来事のようで

実感がなく、この日のタガメはゲンゴロウではないですが、

嬉しい出会いとなりました!



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ゲンゴロウ事前調査4回目(タガメ)



まだまだゲンゴロウネタですがw

ここでやっとタガメが姿を見せてくれました!


ヒメフチのポイントを終えて帰ろうかな・・・

と思ったのですが(笑)

疲労と同じくらい悔しさもあって

もう一つと思い、

バイクを進めると、

小さいけれど今までとは違ういくつかの条件をもった湿地(池)が!!


ただ、村の中で民家の敷地だったので

躊躇したのですが、

それよりも網を入れたい欲が勝って

民家に突撃してw

少しお喋りをしたらOKをいただいたので

胴長を履いて準備をすると、

みんな胴長を見て爆笑してました(笑)


そりゃそうですよね。

カンボジアにはないし、

そんな全身長靴を履いて水に入る人いないですからね(笑)



みんなは今は水が多くていないと言っていたのですが、

やってみると、いました!!



採れたタガメはまだ4令?だと思ったので

ここで成虫が産卵していると確信しました。

という事はまだ成長段階の個体がこの中にいるってことですからね。


20代の頃はなんの躊躇もなく

民家の近くの水辺に入って注目を浴びたり、

プノンペンのリバーサイドやシェムリアップのオールドマーケット前でも

平気で投網打って気付けば後ろに数十人のギャラリーなんて

当たり前でしたが(笑)

年のせいか年々、

そうした場所を避けて調査をしていたので

この日は自分でもある意味面倒な場所をあえて選んだ

自分が新鮮でした(笑)


それで結果が伴ったので良かったです!

基本的には一人作業がメインなので

自分次第ですが、

その中でも水辺というか魚(この日は水生昆虫)に対して

これは外せないって時の選択は本当に難しくて

楽しさもあるんですよね。


ともかく、ヨカッタデス!



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水生植物たちも



またまた湿地ですが、

今回は植物です!


湿地の中でもわずかに流れのある場所には

ミズオオバコの仲間がいくつか群落を形成している様子が見れました。

かといってそんなに珍しいものではありません。

日本でもあるところにはむちゃくちゃありますよねw

それでも、僕は好きな水草のひとつで

これが自生している水域はなんか魚がいそうな気配があって好きです。

カンボジアの一部の地域では

市場の野菜売り場で売られていて食用にされています。

みずみずしくてパキパキ割れるあの感覚が

食べたことないですけどわかります(笑)


こっちはホシクサの仲間ですね。

これもカンボジアの水辺ではよく見られる植物です。

きっといろいろと種類があるんだと思います。

可愛い草ですよね!


最後はこれ!

気付いたら足元に点々と自生していた赤い花の植物です。

初めて見ましたが何なんでしょうね(笑)

パッと見は背丈の低い彼岸花っぽいイメージの花をつけていました。



以上ですw

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魚たちも


またまたゲンゴロウネタですがw

その中で魚たちにも出会うので

ちょっとだけ紹介します!!


インスタでも速報でアップしましたが、

この湿地でまさかの魚に出会いました。

ナイフフィッシュの仲間のノトプテルスです。

カンボジアには4種のナイフがいて、

その中ではこの種だけが最大でも30cm程で小さいナイフです。

この日出会ったのはまだ幼魚のさらにちびっ子たちでした。

低地に多い種なのでよくここまで来たなという印象です。


そして、実はたくさん採ったベタすブレンデンスです。

お馴染みですが、ここのベタは純血種です。

疲労しきっていたので写真がぶれていてすみません(笑)

それでもキレイな赤と青色が出ていますよね。

肉眼ではもっとキレイです。


他にはボララスの2種や

ニョロニョロ系のチャウドリアなどが採れました。


もっと体力つけなきゃダメですね(笑)





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ウツボカズラ



 最初の湿地で初めて魚調査をしたのは

もう10年ほど前になりますが、

その時はあまりにも水がキレイだったので

メガネをつけて湿地内を泳いで魚を観察した思い出があります。

今思えば20cmくらいのヒルや大きなヘビなどもいて

よくできたなと思います(笑)


その時に湿地の奥で出会ったのがこのウツボカズラの仲間でした。

日本の花屋さんやテレビでしか見たことなかったので

当時は興奮しました(笑)



そして、今回はゲンゴロウ調査で

泳ぎはしませんでしたが、

浅いエリアの湿地をひたすら歩いて探したわけですが、

その時にまた群生地に出会ったので久しぶりに出会う

その姿に思わず見とれちゃいました。



調べてみると、

いろいろと種類があるようで姿や形もそれぞれ違いますよね。


この仲間はココだけでなく、

地方の山間部で魚調査をすると

出会う事もあります。

種類は同じなんですかね~??


本当にゲンゴロウが採れなくて

凹んでいた時だけに

ちょっと嬉しい瞬間でしたっ!!



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ゲンゴロウ事前調査4回目(自信が・・・)


お目当てのゲンゴロウがなかなか出てこない中で

ココはと思っていた場所でも姿が見えず・・・

凹みすぎて帰ろうかと思いましたが、

またここから40キロバイクで帰るのも辛くて(笑)


一度だけ通ったことがある道へ入って見る事に。

その道は帰途と逆の東方向なので遠くなるのを覚悟で入りました(笑)



すると、うろ覚えで頭の隅にあった景色が出て来て、

おおっ!ここはどうだ?っていう感じの小さい湿地が!



でも、最初の網を入れてみて

あっ!ここはダメだ!っていう根拠のない感覚があり、

それでも、一列だけ網を入れていくと、

偶然にもヒメフチが1個体・・・


結局それだけで取りこぼしはほぼ無いと確信できるくらい

密度が薄い湿地でした。


またもや残念!!





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ゲンゴロウ事前調査4回目(ゲンゴロウ)


昨日は街から約40キロほど行った先にある

山麓の湿地へ行ってきました。

フチトリsp.の姿が見えないので苦戦中です。


ズブズブ埋まりながらw

1時間ちょっと動いたら汗だくになっちゃって

採れない事も重なって

何度も気持ちが折れそうになりました(笑)

今は笑えますが、

マジでぶっ倒れそうでしたw


結果はほぼ惨敗で

ヒメフチが1個体だけでした・・・

悔しさと疲労だけが残る時間でした。






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2019年8月13日火曜日

フィールドをよく見て考える



この日もヒルが苦手なので(笑)

普段の水辺では使いませんが、

胴長を履いて採集をしているためか

1か所目で全身汗でびしょびしょになっちゃいました。


それだけやっても

なかなか思うようにゲンゴロウが出てこない中で

魚採集の時もそうですが、

予測に反するときにはダメな理由があるという事を

認めないといけないんですよね。

タモの入れ方、入れる角度、動かし方、

ポイント選びなどたくさんの条件が必要になります。

・・・という事は

この日もなにかが間違っているんですよね。



魚採りの時も同様に

そうした条件をゆっくり考えながら集中します。

数か所まわる間にヒメフチトリが採れた場所をじっくりみると、

少しヒントが・・・

次のポイントでその条件の場所だけを攻めると

1個体入りました。


さらにいくつかの条件を考えながら

入ったことない畦道を進むと、

小さい湿地が・・・

いつもならいないだろうとスルーしそうな場所でしたが、

今日のゲンゴロウ条件にハマりそうなポイントがちょっとだけ

あったので入って見る事に。


すると、

10㎡くらいの狭い範囲で次々とゲンゴロウが入りました。

15個体くらい採ってからもう一か所同じ条件の場所で

タモを入れると、大当たりでした。




一度に5個体もゲンゴロウが入ったのは人生初ですw

(写真下ですが、1個体はゴミの下でちょっとしか写ってません)

20分くらいで40個体ちょっとのゲンゴロウを

確保できました。

おそらくですが、来月にはこの場所にゲンゴロウはほとんどいないと思います

それくらい敏感に彼等の条件を満たす場所へ移動しているようなんです。

それを追いかけるのは本当に大変です。

ゲンゴロウも魚もフィールドでは最初の自分なりの仮説から始まり、

フィールドの条件をしっかりと見て感じて

それを自分にも取り込んでいかないと結果が出ません。

これってどんな仕事や仕事以外の取組みでも同じような事は言えますよね。

今回の場合はその相手が人ではなくゲンゴロウなので

それはそれで人とは違った大変さもありますw

どちらもそれが楽しいんですよね!


さて!!

これでヒメフチトリの今月の条件はわかってきたので

フチトリの条件を満たす水域に辿り着けるよう

次も頑張って探したいと思います。

そう考えると、日本のゲンゴロウたちの方が

生息場所があまり変わらないので見つけやすいのかなと感じます。

どちらも良い所と難しいところがありますね。




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