昨日は体調不良で休んでいました(笑)
たぶん何か悪いものがお腹に入ったのでしょうね(笑)
きょうもあまり動かないようにして体調回復を目指します!!
先日、久しぶりに夕方時間が空いたので家の前を流れる
シェムリアップ川で釣りをしました!
釣り道具は日本から持ってきた降り出し竿での浮き釣りです。
カンボジア人は日本人以上によく釣りをします。
でも、日本人の様なしっかりとした道具は使わずに木の枝を竿にして
浮き釣りをします。餌はカンボジア料理に欠かせない魚の発酵食品の
プラホックやご飯粒ですが、僕は庭の土を掘ってミミズを探して使います。
いろいろ餌は試してきましたが、ミミズが総合的によく釣れますね(笑)
今回は5種類の魚が釣れました!
どれも普通種ですが、カンボジアの低地(氾濫原エリア)を代表する魚たちです。
この河川はトンレサップ湖の一番奥に位置するエリアなので
それほど大きな魚はいませんが、メコン河やトンレサップ川での釣りは大型魚から珍しい
種まで多くの魚釣りを楽しめますよ。
僕はボティアが好きなのでボティア釣りは好きですねー!
さて、今回の5種類ですが、
まずはLabiobarbus leptocheilusです。本種はコイ科の小型魚で低地の氾濫原エリアではよく見かける種です。 この他に同属のL. lineatus L. siamensisが確認されています。このグループはあまりショップでも見かけませんが実は意外と飼育の面では苦労する場合があります。コイ科の分類はあまり得意でないのですが、どちらかというとラベオなどのグループに近い種なのでしょうか?他のコイ科と一緒に飼育して餌を与えても必ずこのグループが痩せてきます。確かに摂餌しているのですが彼らに必要な成分が不足しているのでしょうか?特にベアタンクなどでキレイにしている水槽ほどうまくいかないときが多いです。もし、見かけたら長期飼育してみてください!!カンボジアの魚飼育で一番驚いたのがこの魚でした(笑)
次は Rasbora pavieiです。これもカンボジアではとても広い範囲に分布する種ですが、
やや傾斜のある山間部より上の地域に多い種です。山間部のブラックウォーターに
行けば、必ずといっていいくらいこの魚に出会います。
今回このポイントで本種を採ったのは実は初記録なので、かなり嬉しいです(笑)!!
この2年程、この川を調査してきましたがかなり珍しい事ですね!たぶん上から流れてきた個体だと思います。この地域はトンレサップ湖に多いラスボラ(Rasbora tornieri)も少ない地域です。僕の推測ではちょうどこの地域は山間部エリアを好むR. pavieiと
低地を好むR.tornieriにとってちょうど分布域を広げるか否かの境界線にあたる場所だと思っています。おそらく、地理的な条件が大きく関係していると思いますがこれ以上はまだわかりません・・・。その一方でこれとは関係なく小型のR. borapetensis(キンセン)やR. rubrodorsalis (ルブロ)は自由に生息しているように感じられます。難しーですね(笑)
続いてはPuntius brevis(プンティウス・ブレビス)です。
これは以前も紹介した種ですが最大でも10cm程の小型魚で、
尾柄に大きなスポットがあるのが特徴です。
産卵期には各鰭や体側が淡いピンクから赤色に変わりとてもきれいな魚です。
ここには他に2種のプンティウス(P.orphoides P.partipentazona)がいますが
こちらはまた今度紹介しますね!
お次はMystus mysticetusです。ミスタスは東南アジアに広く生息するナマズで、10cmほどの種からメーター級までいます。でも大型になるヤツらの多くはHemibagrus属に変更されているのでミスタスの名がつく魚は手のひらくらいのものが多いですね。
このミスタスは僕の調査でも8種類確認しているので意外と多いグループです。
でも、個々の種で見ると出現頻度にはかなり差があります。
その中で最もよく見かけるのが本種です。カンボジアではトライ・カンチョという名で呼ばれており、スープなどで食べられます。が、胸鰭と背鰭には固い棘があるので取扱いには十分注意しないと刺されることがありますからね(笑)
飼育はかなり簡単ですが、バランスが崩れると噛みあいするので注意ですね(笑)
最後は Pristolepis fasciataです。
本種はバンデットシクリットなどの名でも流通していますね。
うちの嫁はブルーギル(レポミス属)に似ているとよく言います(笑)
確かに似ていますけどね!
現地に来て気づいた事はコイツはイカリ虫を保有している確立がかなり高いことです(笑)
他の魚種には見られなくてもコイツはたいていくっついています!
でも、この種はとても飼いやすい種ですよ!可愛いし、よく懐きます!
アクアリウムに少し疲れた方にはもってこいの魚ですよ。きっとまたアクアリウムの楽しさを思い出させてくれるかもしれません!
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