やっとドジョウからはなれて、今回は身近なナマズです。
市場の魚シリーズ66(Ompok bimaculatus)を紹介いたします。
Ompok bimaculatusは昔からよく知られたアクアリウムフィッシュですよね。
最近はゴールデンタイプが出回っていますよね。
このオムポックはカンボジアにおいても低地が多いので広い範囲で見られる種です。
もちろん、市場でもよく見かける種ですがよっぽど大きな漁でない限りは、
零細漁業とよばれるような家族単位での小規模な漁(簡単に言えば今夜のおかず採り)で
採られるので、家庭内で消費されることの方が多いと思われます。
上の写真は幼魚です。
まだ20mmくらいの個体ですがすでに大人と同じ姿をしていますね。
下の写真は典型的な低地の氾濫原でのリラックスムードのオムポックです(笑)
このときは橋げたのコンクリート壁にびっしりくっついていました。
およそ40尾ほどだったと思います。
昼間はこうして水面近くでふらふらしているのでしょうか?
この魚はそのような水域に生息している種ですので、
その水域ではプラーチョン(Channa striata)以外では魚の生態系の
頂点に位置する肉食の魚だといえます。
逆に言えばそれほど大型のフィッシュイーターがいないって事ですよね。
日本に入荷する本種はたぶんタイかベトナム産だと思いますが、
天然魚であればきっと水域で戦って生き抜いたつわもののはずです!
大切に飼育してください。
次回はちょっとマニアックなオムポックを紹介いたします。
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