今回もドジョウです!(毎回すみません!)
今回は市場の魚シリーズ65(Pangioの仲間と未記載種)です。
Pangio属は前回も紹介しましたが、その中でも地味なやつらの紹介です。
まず最初はPangio oblongaです。
この種はラオス・タイ・カンボジアのメコン水系とチャオプラヤ水系、スンダランドに
分布しているのでわりと分布域は広い方です。
でも、カンボジアでは意外と見つけにくく、おそらくは広い範囲にいると思われるのですが、
なかなか出てきません(泣)
まだ腕が甘いんでしょうか?(泣)もっと鍛えないとダメですね(笑)
大きな特徴は尾びれが切れ込んでいる事と、体色、体長と体高の比などでわかります。
尾びれの形状が違う(ラウンド型)ですが、ラオスにはそっくりなP.fuscaという 種もいます。
この2種とはまた違う種が下の2種です。
記載している箇所以外にもいくつか違う点がありますが、
今のところ手元にある文献ではこれ以上同定できない状態です。
こちらも、どなたか詳しく研究されている方がおられたら標本提供も考えておりますので、
研究してくださると幸いです。よろしくお願いいたします。
パンギオ属は以前紹介したLepidocephalichthys属(ドジョウ)と同様に
まだまだ未知の世界だと思います。
今年はこれらのsp.扱いの個体を再度集めてじっくり飼育してみたいと計画中です。
すでに、Pangio sp.2は3ヶ月ほど飼育中です。
以前はなんとなく飼育していましたがいつの間にかいなくなったりしていたのですが、
今回は生息地の砂を入れて飼育中なので餌食いも良く、
スタートしたときの個体数を維持しています。
さらにはもう一度ホルマリン標本とアルコール標本を作るために
再度、採集調査を予定していますが、この季節はポイントに接近不可能なので、
年明けになりそうです。
やりたいことは山ほどあるのになかなか進まないのが現実ですねー!
でも、そこを頑張って超えていくのが楽しいんです。
1日も早くこいつらの名が決まることを願って頑張ります!!
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