今回は市場の魚シリーズ64(Chaudhuria caudata)です。
先日、水田地帯の魚を少し紹介しましたが、
目視ではまず確認できない種の一つにこの魚があげられます。
なんともいえない姿をしており、とても小さいです。
下の写真は僕の手のひらですが、この魚はかなり小さく、細い魚だということが分かると思います。
愛用のタモで掬っても網目が大きいと抜けてしまうので、
掬ったらすぐに確認しないとこの魚は採れません(笑)
とにかく細心の注意をはらわないと見つけられない種の一つです。
でも、この魚の生息場所は意外と身近にあり、水田地帯で見られます。
ですから、先日紹介した学校建設地周辺の水田にもいたかもしれませんね。
そんな予測をたくさんイメージすると、
採れていない魚が気になり、いつも困ってしまいます(泣)
そんな悩みも調査の楽しみなのでしょうか(笑)
この池は年中干上がることのない池で知り合いのお父さんが所有しています。
この数キロ先にはトンレサップ湖があり、この魚もここにいます。
話は変わりますけれど、この池にダトを2年ほど入れておいたらきっと繁殖するでしょうね!
小型の魚はどんどんまわりから進入しますし、餌には困りませんね(笑)
水深も3mくらいはあります。
でも、実際には入れたら近くに住むカンボジア人に採られて食べられちゃいますからね(笑)
なので怖くて入れられません!!
最後に補足ですが、このChaudhuria属にはもう一種類Chaudhuria fusipinnisという種がいます。
この2種はカンボジアやラオスにも分布している種だとされていますが、
僕の調査ではまだChaudhuria fusipinnisは見つけられていません!
早く出会ってみたいですね!!楽しみです。
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