今回もドジョウです。
市場の魚シリーズ64(Pangio myersi )を紹介いたします。
この魚はアクアリストなら知っている魚ですよね。
コイツもパンギオ属の魚なんですよ。
サイズは最大でも10cm程度の小型ドジョウです。
このカラーは観賞魚としては最高の色ですよね。
とても可愛いドジョウで飼育してみるとわかりますが、
意外と臆病ですぐに隠れてしまいます。
ですので、観察しようとしてもゆっくり見ることが難しいんですよね。
みなさんで上手く飼育している方はいますか?
このドジョウの分布ですが、見つけるのが難しいので、
もう13年近くカンボジアの水域を調査しているのにも関わらず、
まだ数地点しか確認していません。
でも、きっといくつかの条件を備えた水域であれば
広い範囲に分布していると考えられます。
僕が知っている生息地はトンレサップ水系ですが、
汚い?水路からシェムリアップ川などの中小型河川など、
大小関係なく生息しています。
その中でも、確認できる場所の多くは障害物(ゴミや水草、流木、礫など)が
かたまっている場所です。
1尾見つかると、後は同じような条件の場所さえおさえれば、
ボロボロ出てくるのですが、
ボロボロ出てくるのですが、
見つからないところではいくらやっても出てきません。
生きものを本気で相手にしようとすると本当に謎は多いですよね。
私達は普段魚の調査でも水面上の景色でしか判断できないのですが、
水中に入れば、そこに広がる景色は想像をはるかに超える異次元の世界なんです。
(本当にすごいです。視界に広がる1m四方の範囲でさえ芸術です!)
そんな水中で起きている世界を水上で理解しようってこと事態難しいんですよね。
ですので、タモを1回水中に入れるときも、そのポイントがどのような世界なのかを
いつも想像して手に伝わる感覚を頼りにタモを操ります。
そんなことくらいしか魚の世界には近づけないのかもそれませんね(泣)
次回はパンギオ属の地味な奴らを紹介します!
中には未記載種と思われる個体群も紹介します!
これからも応援よろしくお願いいたします。
これからも応援よろしくお願いいたします。
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