今回は続きの水族展示パート2(希少魚)です。
ここでは全国の希少淡水魚を保護し、飼育・繁殖しており、その一部を展示しています。
1つ目の水槽には北海道のイワナ属オショロコマがいました。
かなり調子悪そうな個体ですね |
こちらはガリガリです |
そのほかには淀川以西に生息する日本唯一のスズキ科オヤニラミや東海地方のウシモツゴ、九州のカゼトゲタナゴ・ヒナモロコ、関東・東北のアカヒレタビラ・ゼニタナゴ・シナイモツゴなどのほか、国の天然記念物にも指定されている関東のミヤコタナゴやイタセンパラ、アユモドキ、ネコギギも見られます。この他にもハリヨ、ムサシトミヨ、ホトケドジョウ、スイゲンゼニタナゴ、純系のニッポンバラタナゴなどもいます。
ミヤコタナゴです。キレイに成長していました! |
このコーナーの通路の壁にはこれまでに繁殖に成功した功績をたたえる繁殖賞という賞でいただいたメダルがたくさん飾られていました!
この奥には実際に希少種を保護管理している施設をガラス張りのコーナーから
見る事が出来ます。FRP製の2tくらいの水槽や600,900,1200,1500,2000水槽が
たくさん並んでおり、その中にたくさんの希少種が飼育管理されています。
その隣にはマス類やトゲウオ類などの冷水魚を管理する冷水魚室もありました。
また、このガラスの上の壁には大きなモニターが設置されており、
モニターにはこの増殖センターの活動内容などがVTRで紹介されています。
このVTRは僕がいるころからあって、当時長年担当していたミヤコタナゴの人工授精シーンが収録されていたのですが、今もそのまま変わらず使用しているので、若き頃の自分の映像を久しぶりに見る事が出来ました!嫁には「若っ」と一言だけ言われました(笑)
顔も写っていますが恥ずかしいので手元シーンだけアップします!
僕の手です!! |
また、このガラス窓の横には絶滅種コーナーがあり、
この前話題になった幻の魚クニマスのレプリカも展示されています。
クニマス!生き残っていて良かったですねー!
この話題はカンボジアにいるときにヤフーニュースで知りました!5人ほどの知り合いからもメールが来てやりとりしたのを覚えています。もう少しすればもっといろいろな情報が出てくると思うので研究者の先生方には頑張ってほしいですね!
この他にはもう1種絶滅したとされるミナミトミヨのレプリカも展示されています。
こちらは京都のど真ん中にいた種なのでもう本当に絶滅してしまったのでしょう。残念ですがこうした種をこれ以上出さないようにするのも今を生きる僕らの使命ですよね!
次回は最後のゾーン世界の湖コーナーです!
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