2012年4月23日月曜日

フィールドの下見(ベタポイント)

昨日は例の韓国TVで採集風景を撮る時の候補地を下見してきました。

今回は韓国でもよく知られているベタを採集する様子を撮影するのですが、

先生方の案内でポイントへ行くと、乾季の終わりという事もあり、

以前よりも水が少なく、ベタの泡巣もありませんでした。

残念です!

という事で、このポイントでは収録を諦めて中型河川で小さな魚を採集する方向で

進めようと思っています。


途中アンコール遺跡群を通過します。

久しぶりに訪れたのですが、やっぱりキレイな遺跡だと再確認しました!




ベタ(スプレンデンス種)はもちろん今もこの場所にいるのですが、

ちょっと取りにくいとのことです。

なぜなら、先生方は網も使わずに巣を見つけて巣の下にいるオス個体を手で掬うからです(笑)

網でひたすら掬いまくって採る方法ではないんです(笑)


上の写真は泡巣を探しているところです。



ところで、先生方は相変わらず元気いっぱいでしたよ。

池というか湿地というかその周りを歩いていたら、

一番小さな先生が地面の穴に手を入れて何かを探しはじめました。



採れたのは結構大きなカニです。

このカニはカンボジア人が大好きな食べ物です。

時期は忘れましたが、一時だけ街中に出回る時があります。

日本人が正月にカニにかぶり付く様に、

カンボジア人もこの時は皆食べまくります(笑)

なんでもメスの方が美味しいとか。




そんなに大きなカニではないので実際は食べるところなんて

ほとんどないはずなんですが・・・

でも、今回は僕に見せたかっただけのようで、

カニさんは元の穴に帰っていきました。



案内が終わって木陰で休んでいると、

頭上になっていた小さな実を取ってみんなで実を中に浮かす遊びを始めました。

これが思ったよりも難しくて僕と嫁はできませんでした(笑)

口に載せて息を吐くと、実を絶妙なコントロールで浮かします。

長い時は数秒浮いています。

よく見ると、実はクルクルと回りながら浮いているんです。



よっぽど都会の子供たちでない限り、カンボジア人の多くの子供は

今もこうした自然のもので遊ぶことが多いです。

日本もかつてはそうだったと思いますが、

どちらが良いかは一概に言えませんが、

とても楽しいひと時でした!


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