トンレサップ川について今回も少し紹介いたします!
前回は一般的な画像が多かったですが、今回はよりトンレサップの凄さを
知ってもらうために雨期と乾季の写真をアップします。
これらの写真は今作成中の図鑑に載せる資料の一部を使っているので
無断使用はご遠慮くださいね(笑)(よろしくお願いいたします)
まず最初の写真はカンボジアの地図です。
中央よりやや西側にトンレサップ湖があり、
北のラオス国境~トンレサップ湖の南側を通り、
南東のベトナムへ流下するメコン河がわかりますか?
そして今回紹介するトンレサップ川もわかりますか?
トンレサップ湖の一番下からメコン河へと繋がっている川がトンレサップ川です!
カンボジアの大部分はこのトンレサップ湖を含むメコン河水系に属す地域です。
とても広く、氾濫原といわれる低地やメコンデルタ地帯などがその大部分です。
この下の4枚は僕が10年お世話になっている漁師さんの家から見える景色です。
それぞれ2枚の写真がくっついていますが、
それぞれ上の写真が乾季で、下の写真が雨期です。
カンボジアの気候は亜熱帯で雨期と乾季に大きくわけることができます。
乾季は北東モンスーンの影響で11月~4月くらいの間ほとんど雨が降りません。
ですから、雨期にたくさん魚を採ったところへ乾季に行くと陸になっていた
なんて事があるんですよ(笑)
また、5月くらい~10月くらいまでは南西モンスーンがカンボジアを直撃するので、
雨がとてもよく降ります。降雨量は地域によりかなり差がありますが、
基本的にはメコン水系が大部分のカンボジアですから、降り注ぐ雨の水は流れ流れて
トンレサップ湖やメコン河へと流れ着くのです(笑)
さらに、メコン河も上流の国々(中国・ミャンマー・ラオス・タイ)を流れてくるので
水かさは一気に上昇しますよね。
雨期は本当にスゴイですよ。まさに水の国へと様変わりします(笑)
トンレサップ川とトンレサップ湖の水位は基本的に毎年8メートル上下します。
ですが、昨年の洪水時はもっと多かったはずです。
8メートルという数字は広大な低地で考えると凄い水量ですよね(笑)
人の力では太刀打ちできない規模ですね。
4枚の写真からもわかるように景色が一変します。
草原で牛や豚が草を食んで、畑や田んぼをしていた場所が雨期には川底ですからね。
乾季のトンレサップ川の川幅は数百メートルですが、
雨期は「あれが向こう岸かな?」と思って近づくと
ただの島や中州だったりしますからね(笑)
そんな光景が何度も繰り返されて本当の対岸へ辿り着きます(笑)
最後の写真はトンレサップ湖とトンレサップ川の境目辺りの航空写真です。
左側が湖で右側が川です。この辺りを船で駆け抜けるとバービャウが驚いて
ジャンプして逃げる光景などが見られますよ!
なにはともあれ、トンレサップ川はメコンとトンレサップ湖をつなぐ
大切な川なんです!!
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