第二弾の市場シリーズです!
トンレサップ湖およびトンレサップ川周辺は広大な平野部なので、
高地の魚系はまったく見られませんが、
低地の魚たちの姿を豊富に見ることができます。
こちらはレッドスネークヘッド(Channa micropeltes)上
ミスタス(Hemibagrus nemurus)左下
テラピア(Oreochromis niloticus)右下などです!
Channa micropeltesはカンボジアではサイズは少し小さめの40-50cmがアベレージですが、
たくさんいる魚の一つです。カンボジア人の腹を満たす魚のベスト10には入っていますね(笑)
近年ではタイなどと同様にルアーなどの釣りの対象魚としてみんなのターゲットです(笑)
Hemibagrus nemurusはいろいろな呼び方で日本では売られていますが、
イエローミスタスなどがそれではないでしょうか?
アベレージは20-30cmですが、メコン河などでは60-70cm級の大型個体も上がります。
また、こいつはトンレサップやメコンなどの広い水域から水路や小河川などにも進入する種なので
本当によく見かける種です。市場では見ない日はないくらいです。
ただ、混泳には向かない種で他のミスタスなどと泳がすとすぐに噛みつきます(笑)
厄介なやつです!
Oreochromis niloticusはもちろん移入種ですが、近年カンボジア中に養殖対象魚として
タイやベトナムから広がっています。
こちらはパーテーホー(Pangasius larnaudiei)左
コイ科の中型魚Puntioplites proctozystronやLabiobarbus leptocheilus中央
Hemibagrus nemurus右です。
Pangasius larnaudieiもトンレサップやメコンなどの大きな水域に多い種で
幼魚から成魚まで広く見ることができます。
Pangasius属の種はこの他にもたくさんいます。
調査ではこいつらの歯型を見るのが最近の楽しみです。
こちらはシタビラメCynoglossus microlepis です。
トンレサップ川にはとても多く生息しており、底引き網などでは大量に採れますよ!
こちらは有名なBagarius yarrelliです。
まだ小さいですが、このトンレサップ川で採れる個体のほとんどはこのサイズです。
大型魚はメコン河で良く見られます。
こちらは種名にカンボジアの名がついているフグ
Monotrete cambodgiensisです。
この種もトンレサップとメコンを代表する種です。
昔こいつに噛まれて3針縫った事があります(笑)
投網で採集している時に油断してやられたんです(笑)
このフグは毒がないのか?カンボジア人は皆食べます!
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