前回紹介したChanna gachuaを見に行った時の写真です。
Channa
gachuaは平野部というよりは山間部の間を流れる渓流にような
場所で見られることが多いです。
でも、標高の高い地域では水田地帯や家の脇を流れる水路などでも見ることもできます。
この時はカンボジア人の友達と一緒に採集に行きました。
彼も魚が好きでビデオを持参して一生懸命Channa gachuaを追いかけていました(笑)
本種の大型個体は流れのある瀬の中の流速のあまりないポイントに多いのですが、
5~10cmくらいのチビはたまりなどの浅い所にいます。
このポイントはシェムリアップの街からほど近い場所なのですがこの周辺ではここにしか
いません。その周りは氾濫原の平野部なのでプラーチョンやレッドスネークの領域に
入ってしまうんですね。
わかりにくくてスミマセン! |
最後の写真は山の麓なのですが、ここまで降りると一気に魚の種類数が増えます。
この時もこの1ポイント(10mくらいの範囲)だけでも20種くらいは採りました。
水域の地形と魚の関係はとても重要なんだと痛感した調査でもありました。
日本の淡水魚の場合、オヤニラミやギギ、ギンブナ、ヌマムツなどなどがたくさんいる
ポイントでもちょっと傾斜のある山に差し掛かるとアカザやカワムツ、アマゴの領域に
入りますからね。
でも時々そのさらに上にため池があってカワバタがいたりする
例外もありますけどね(笑)
彼は私よりもネバって魚取りしていました(笑)
山の麓の小川 |
うまく彼の休みが取れれば、今月末に二人でラオス国境の方まで調査に行く予定です。
この調査の目的はフォーバーダトニオとオスフロ・エクソドンの取材です。
(さらに個人的にはいくつか探している種がいるのでそいつらも探す予定です)
良い成果があれば日本のアクアリウム雑誌にもレポートするかもしれませんので、
乞うご期待ください。
実際にフォーバーについては安価で手に入るダトニオですが、皆さんはどんな
ところにいるか知っていますか?
安い魚ほど現地のフィールドを知らされていないことがよくあります。
一般的に知らされている情報はどれも使いまわしの情報なので深くレポートしている
資料はほとんどないのが現状だと思います。
さらにいえば、ファーバーは今はたくさん出回っていますが、
いつかはプルケールの様に希少種となる可能性もあります。
そして何よりも、じっくり飼ってみると地味ですが可愛いやつなんですよ(笑)
フィールドを良く知ってもらい、水槽で飼育してもらえるとより一層魚にも
愛着がわきますからね。
少しでも日本のアクアリストさんたちの参考になれるようにレポートしますので
暇なときはぜひ見てください!!
また何か質問等があれば遠慮なく連絡ください。
あんまり難しい質問には答えられないかもしれませんができるだけ反映していきます。
皆さんと楽しいアクアライフが過ごせるよう頑張ります!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿