先月から新たにAntanueホテルの片隅に小型水槽を設置しました!!
水槽はバンコクで仕入れてきた小型の水槽です!
この手の一体式コンパクト水槽はカンボジアでは首都のプノンペンにある
数件のショップにしか売っていません。
アンコールナイトマーケットにあるうちの食堂にも同じ様な水槽を
一個設置してもう2年になりますが、
多くのカンボジア人は水槽を見ていきます!
でも、そこで「ムカッと」することが度々あります。
子どもたちは喜んで見ていきますが、
大人のほとんどは興味しんしんで近づいてきて
魚を見たとたん「なんだー」みたいなニュアンスの言葉を吐いて
じっと水槽を見つめます。
水槽横にあるおしゃれな置物 神様の下のガラスの上にはお米が敷き詰められていて その下のライトがお米を黄金色に照らし出します! とてもキレイです!! |
大人たちはキレイな水槽なので寄ってくるのですが、
入っている魚たちがカンボジアの雑魚だとわかると
バカにするのです!!!
確かにどこにでもいるような魚も入っているけど、
絶対知らない魚も入っているんです(怒!)
なのにこれは○○だ!とすべての種の名前を言おうとします。
この街にいない種や何百キロも離れた山奥から採って来た種もいるので
知らないはずなのですが、何となく近い魚の名前を言って
全部知ってるぞ!!と自慢されます。
(たいていは違う魚の名前を言います)
また、カンボジア人も最近水槽で魚を飼うようになりましたが、
そのほとんどはタイから輸入されたフラワーホーンやシルバーアロワナ、
ガー、ピラルク、スマトラ、シルバーシャークなどなどを好んで飼育します。
まあー、日本も世界の魚を飼う人がほとんどで、
日淡はごく一部ですが、それでも日淡を飼育するアクアリスト対して
侮辱する人は少ないですよね(笑)
それくらい、カンボジアの魚を飼う事はカンボジア人にとっては
ありえない事なんですね。たぶんダサいんです!
でも、面白いのはバカにするくせに長々と水槽を見ていくんです。
そして、以外にキレイだなーと、来た時とはちょっと違う顔で
帰っていくんです。
これはとても嬉しい結果ですね(笑)
そして、この水槽はどこでいくらで買ったか聞く人や、
水替えは何日おきにするか質問する人も多いです。
この街でも少しずつですがアクアリウムを楽しむ人が増える事を願って
頑張りたいですね。カンボジアは戦後間もない国ですが、
経済はかなり速いスピードで発展しています。
こうした娯楽を楽しむ余裕もこれから徐々に出てくると良いですね。
本来、カンボジアはタイと同じようにベタを使った娯楽文化があった国なんですからね!
水槽の横や様々な壁には画家やオーナーさんなどが書いた アートが展示・販売されていて近代美術館のような 雰囲気を醸し出しています! |
話がずれましたが、
この小型水槽もこれからいろいろな魚を入れてホテルの空間をより良い
ものへ変えていけるように工夫していきます。
先日まで苦労していたことはこの水槽は3日くらいでガラス面にびっしりコケが
生えて困っていました。
こんなに早いペースは久しぶりです。
さすがにメンテする側としても困ったので、
ライトを13wから5wに変更してみました!
そしたら効果があり、今は1週間くらいはキレイに保つことができるようになりました。
水槽の中にはシェムリアップの平野部でよく見られるキンセンラスボラや
プンティウスの仲間(P.aurotaenia)、ガラの仲間(G.cambodgiensis)、エビなどを入れています。
特に僕のお気に入りはなんとキンセンラスボラです!
キンセンは皆さん見慣れて買う気もしないと思いますが、
最後に買ったのはいつですか?
アクアリウムを初めて間もないころに初級魚としてよく扱われますが、
ベテランになった今だからこそわかる美しさと魅力があるんです。
1尾30円から50円くらいの魚ですが
もう一度チャンスがあったら群れをつくれるくらいたくさん買って
皆さんのアクアリウムライフを楽しんでみてください。
こうした魚は他にもたくさんいるはずです。
実際にキンセンの生息地を見ると強くたくましい姿が良く分かります。
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