2012年2月20日月曜日

近場の川にすむ魚たち




今回は町から30kmくらいのことろにある川を紹介します。


ここは低地の多いシェムリアップで唯一山間部のある地域です。

以前スネークヘッドChanna gachuaを紹介した水域の少し下流です。

このポイントも乾季はキレイな川なのですが雨期の後半には

凄い時で水深が5-7mくらい上昇し、

とてもではありませんが採集不可能地帯です(笑)
写真の上の方に写っている橋が水没します。

ここで採れる魚の中から種紹介します。

Mystacoleucus marginatus(ミスタコレウカス・マルギナータス)です。

コイ科の小型魚ですが、観賞用にはとてもいいですよー!
 
このグループの特徴は背鰭のつけ根前方に小さな棘のような物があります。
 
そして、体側の鱗に不規則な黒い模様がついています。

また各ヒレが黄色いことが多く、背鰭の縁は黒い事が多いです。

体高は種によりスレンダーなものからマルギナータスのように丸っこい種まで
様々です。カンボジアにはもう1M. atridorsalisM.アトリドーサリス)という種も
いますが、こちらはメコン本流やトンレサップ川本流など広く大きな河川の岸際で多く
見られますので少し生息状況は違うようです。
カンボジアに生息する同属のM. atridorsalis

どちらも気は荒くなく、他種との混泳には向いています。
 
本種はこのポイントでも比較的流れの速い瀬に潜んでいます。

もし、ショップで見かけたら一度飼ってみてください!!

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