家の前にあるシェムリアップ川はちょっと下流に水門があるので
利水のために時々渇水する時があります。
そんな日には早朝から人が川に入り魚採りをします。
今まで日本で魚採りをしている頃は投網をもって川に入ると
近所の人があやしそうに見ていましたが、この国は違います!!
ほぼ一家に1個投網があるんじゃないかと思うくらい皆持っています(笑)
ですから、投網を打つ習慣や光景はごくごく普通の光景なのです。
そんな日は起きて表を見ればすぐにわかります。
家の前にもバイクが停まっていたり、子供たちがいつも以上にはしゃぐ声が聞こえます。
やはりカンボジア人の頭の中では水位が落ちれば魚が採れると思っているのでしょうが、
じつはそんなに大漁となるわけではありません。
いつもとれるのは10種類程ですが、主にバンデットシクリットとも呼ばれる
Pristolepis fasciataやコイ科のLabiobarbus属、Osteochilus属、
Henicorhynchus
siamensisなどです。
これらはオマケの魚で彼らの多くはデカイスネークヘッドを狙っているのです!!
その次の狙いはミスタス・ネムルスという中型ナマズです。
みんな好きな位置に立って投網を構え、スネークヘッドが呼吸をしに水面に上がってくるのを待ちます。
この光景は普段でもいろいろなところで見かけますがなかなか採れないようです。
幸いにも僕はそれほどライギョには興味がないのでじっと待つ事はありませんが、
カンボジア人は晩ご飯と名誉のために頑張るんです!
また今度渇水があった時に取材してみます!
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