アンコールワットのあるカンボジア・シェムリアップの町にあるホテル
ANTANUE(アンタヌー)ホテルです。
ここに昨年末から水槽を置く仕事を始めました!!
写真のように本当にキレイなホテルです。
日本人は少ないですが欧米の観光客が多く、
このホテルに来るといつのもカンボジアを忘れてしまいます。
水着を着た美女に毎回出会えます(笑)
さて、今回の仕事はフロントの後ろにあるモルタル製の棚の中に
水槽をはめ込むというオーナーさんの希望でした。
強度の面や棚の表面の凹凸などの不安もありましたが、
なんとか設置が完了し、魚も収容しました。
施工前です |
施工後の水槽です |
写真は水をはった頃の写真なので魚は入っていません。
今度写真をアップします。
ここの水槽のイメージは少し色を出すこととありきたりな魚で
カンボジア人もよく馴染みのある魚を中心に入れました。
とはいっても基本的に給餌はホテルのスタッフさんにお願いするので
厄介な種は入れることができません。
なので、どうしてもコイ科がメインになってしまいます。
さらに今回はシルバーシャークの名で有名なBalantiocheilos
melanopterusを
特別に入れました。実はこの種はこれまでに何組かの研究者がカンボジアで調査を
してきましたがまだ見つかっていない種なんです。
例外なく私の調査でもまだ見つけていません。
でも、文献をあさるとこの国にも分布しているという記録があるので
どこにいるのかとても興味のある種です。
今回はたまたまショップで売っていたので色を意識して5cmほどの個体を1尾入れました。
皆さんも良く知っている種だと思いますが
現地ではとても少ない種なんですよ。
ある文献には観賞魚として需要が高くなり乱獲されたために
タイ・ラオス・カンボジアなどでは絶滅に瀕していると書かれているものすらあります。
これに反して100円くらいで売られている状況をもっとアクアリストさんにも理解していただけたらと
思います。実際に売られている個体はマレーシアやインドネシアなどでのブリードものですが
とても貴重な魚のひとつでもあるのでは・・・
最近、仕事の後はプールサイドにあるバーで「おろしカツ定食」を食べて帰ります(笑)
もう2年半日本に帰っていないので
日本食はとても恋しい存在です(笑)
牛丼や回転すしが食べたい。
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