続いて紹介する魚も2種です!!
潜水場所は前回と同様です。
先ずはカンボジアではわりと一般種の魚でもありますが、
やはり流れの早い場所を好む魚
Lobocheilos melanotaeniaです。
コイ科の魚でよく見かける魚です。
ただ、ここまで流れの早い水域でなくても見られる種なので
スクープ写真ではないのですが(笑)
僕にとっては水中での初対面だったので
新鮮でしたね~!
とてもスレンダーなボディーは
この流れにも最適のようです。
かなり余裕を持って泳いでいましたが、
どちらかというと、
びゅんびゅん泳がずに、
力を温存しているかのように前にも後ろにも進まず、
最低限のパワーでピタッと止まっていました。
いやーカッコ良かったです!!
そして、
今日の目玉はこれっ!!
カンボジアのストントレン州のシンボルにもなっている魚で、
カンボジアで一番美味しい魚!といわれている魚です!!
その名はMekongina erythrospilaです!
メコンギナという属名だけあっていかにもメコンの魚!という感じですよね!
カンボジアでナンバーワンの魚という事で
確かに高いのですが、資源量としてはある程度
安定している様に感じています。
ただ、現地で消費され、
流通面が不安定ですので首都プノンペンでもそうそう
見かけることはありません。
ましてやシェムリアップの町では見たこともありません。
それでも、プノンペンでもシェムリアップでも
多くの人がこの魚を知っていて
美味しいという噂だけはしっかりと伝わっているんですよね。
そこはすごいところです!!
ただ、アクアリストにとっては難儀な魚で、
すっごく喧嘩っ早いんですよね(笑)
数年前に5-6個体活かしたまま研究室に持ち帰って
飼育した事があるのですが、
ものすごく喧嘩して、
手に負えませんでした(笑)
アクアリストの皆さんもそんな魚に出会った事あるかと思います。
まさにそんな魚なんです(笑)
そんなメコンギナの水中写真がこれです!
これはアルジーイーター以上に神経質で
なかなか姿を見せてくれなくて、
浅場には絶対に来ませんでした(泣)
でも、岩のコケを食むときに体が横向きになるので
魚体が太陽光に反射してキラキラ光る様子も観察できたので
とても僅かな時間ですが、
生活の一部が今まで頭の中で描いていたのと同じ光景だったことが
嬉しかったですし、目の前にこの魚が泳いでいる事そのものに
興奮しちゃいましたね~
いやーマジで大興奮の時間でした。
日本も夏になり、
多くの方が水辺にいく事も多いと思います。
カンボジアからもNHKニュースを通じて日本の様子も
見ていますが、水の事故が多発していると聞いています。
水辺ではしっかりとした行動をとらないと
楽しいはずの時間が取り返しのつかない時間に
変わってしまう可能性を秘めています。
水に入る際はこれでもかというくらいの注意を払い、
自分の力を過信せずに
控えめなくらいの気持ちで接してください。
水に携わる魚屋としてこれまでに何度も
怖い経験をしたり見てきました。
水辺では楽しさよりも
無事に終えることを第一に考えて行動してください。
そこまで慎重になって損は絶対にありません。
どうか楽しい夏になる様願っております。
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