昨日は中学校に行く途中で田植えの様子を見かけました。
田植えはちょっと手伝うくらいしか経験がありませんが、
日本でもカンボジアでも魚と関係する水辺なので
とても興味があります。
そんなシェムリアップの水田にも早いところでは
先月辺りから水が入り始めて田植えを見かける事が多くなりました。
ここクラウ村周辺でもやっと水が来たので
徐々に田植えが始まっています。
水田の脇にある水路には先月までカラカラだったと思っていたら、
あっという間に水が流れ始めて
バイクを止めてじっと水面を見つめると、
コイ科のエソムスが水面を泳ぐ姿が見られました!
今の統計は定かではありませんが、
日本の水田で収穫できるお米は1ヘクタール当たり6トンが平均だそうですが、
これまでカンボジアでは2-3トンしか収穫できなかったそうです。
それが、良質な種の品種改良や管理技術の向上で
条件が良い水田では4-5トン収穫できるようになったそうです。
とはいっても、この村の場合は
まだ大型の耕運機や田植え機はあまり使われておらず、
直播きや手で苗を植える昔ならではの方法で稲作が行われています。
また、圃場整備の方も全くといって良いほど進んでおらず、
原始的な雨に頼るところがあるので
まだまだ不安定で効率は良いとは言えない状況だと感じています。
でも、日本の様にガチガチに固められた水管理システムになってしまうと、
魚などの水生生物にとっては大きな痛手になってしまうので
この問題はとても難しいところです。
下の写真はウシを引っ張って土を耕しているところですが、
この作業とカンボジアの水田はとってもマッチしていて個人的には失って欲しくない光景です。
でも、農家さんはそうは言っていられないので、
生活の向上と共に次第にこの光景も失われていくと思います。
これからもこうした何気ない光景をしっかりと感じて
カンボジア生活をしていきたいと思った朝の光景でしたっ!
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