やっと決心がつきました(笑)
この写真はいつかアクアリウム雑誌にのレポートにしようと思っていたのですが、
気が付けば半年も経ってしまい、
これを機にここで紹介することにしました。
ちょっともったいぶっちゃいました(笑)
なぜここまで迷ったかというと、
潜水して水中とそこにいる魚を見た僕自身が
ものすごい衝撃と感動を感じたので
今までにないくらい興奮してたんですよね~(笑)
だから少しでも多くのアクアリストに見てもらいたくて
その術を探しながら迷っていたんです。
さて、その現場はというと、
カンボジア北東部のメコン本流です。
その様子が上の写真です。
一見すると、何でもない川なのですが、
入ってびっくり!!
ものすごい水圧で写真の上に書いてあるブログのロゴの
「Cambodia」の「C」あたりが僕が行けた限界でした。
これまで日本中の河川をはじめ、
カンボジアでも多くの河川に入りましたが、
ここは広く抜けるような景色に惑わされてしまい、
びっくりでした!
そのあたりで水深は腰くらいなのですが、水中の岩につかまって
両足も底の岩にしっかり固定しないと即流されちゃいます。
一度ミスって足が滑って水中をゴロゴロ回転させられながら
ものの数秒で30-40メートル下流の淵まで流されちゃいました。
ほとんどケガもしないで慌てずに体をコントロールできるまで
我慢したので助かりました。
しっかり深い底に張り付いて流れの弱いところを選んでの潜水観察となりました。
その下にいたのが下の写真の魚たちです。
今日はその中の2種類を紹介します!!
こちらは日本のアクアリストさんにはご存知の
ガラ(Garra)属の魚Garra fasciacaudaです。
カンボジアには他にも数種類のガラがいます。
でも、水中で魚を見てると、
その流れもそんなに早いようには見えないんですよね(笑)
人は水中では魚には勝てないですね。
それにしても、
ここでは数百尾ものGarra fasciacaudaを観察できました。
みんな列をつくって岩のコケなどを食んでいました。
夜はどうしてるのでしょうね(笑)
寝たら流されちゃいそうですよね(笑)
そして、
次もアクアリストさんならご存知の
有名な魚アルジイーターです。
今回はその中のGyrinocheilus pennocki です。
サイズはほぼマックスサイズの20cmです。
もう一種のGyrinocheilus aymonieriは十年以上前から山間部の河川で
水中観察したことがあるのですが、
この種はこれが初対面でした。
この魚は浅い岸際には絶対に出てこなくて、
下の写真の「Cambodia」の「m」よりも先の深く落ち込む斜面に数尾いました。
その斜面の先はまず素潜りで人が浸入する事は不可能でしょうね(苦笑)
行くならボンベをちゃんと背負って下流の淵から入って
川底を進むのが良いかもしれませんね。
その川底はこのポイントからは5メートルくらいまで見えましたが、
それ以上は見えなかったので最低でも5m以上はあるかと思います。
今予想できるいくつかの種がその底には間違いなくいます!
見てみたいですね!
さて、またGyrinocheilus pennockiに戻りますが、
相当きつい流れなので
片手で岩を掴んで、
もうひとつの手でカメラを持っているのですが、
意外と警戒心が強く、
すぐに深場の壁に下がっちゃうんですよね(笑)
なので、
ヤツが出てきた時は流れの弱い川底に体を固定して
水流でブルブル震えるカメラの手をできるだけ固定して
何度も何度も撮影してました(笑)
その撮影時に思ったのですが、
あの頭の曲線と発達した口がなぜそうなったかを
この時少しわかったような気がしました(笑)
さすがメコンの流れで生き抜いてきた魚ですよね。
僕らが気持ちいい~と思う様なトロトロしたな流れの場所にはいないわけです(汗)
今回はこの2種を紹介させていただきましたが、
ちょっと興奮気味な状態で書いたので
上手く伝わらずすみませんっ!
また次回他の魚を紹介しますね!!
一番最後はついに撮影したフォーバーダトニオや
毛フグの水中写真も
ご紹介しますね!!
ダトニオファン・フグファンには必見ですよ!
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