2014年6月4日水曜日

アロワナ調査(番外編1)

 
アロワナ調査(番外編1)です。
 
早くアロワナの紹介をしたくて
 
途中で行っていた調査を飛ばしていました(笑)
 
 
とはいっても、
 
それほどすごい魚たちは採れていないのですが(笑)、
 
せっかくなのでご紹介いたします。
 
 
まずは、低地でよく見られるコイ間Parachela maculicaudaです。
 
シザーステールラスボラの様に
 
尾びれが黄色く染まり、
 
先端に黒い模様が入ります。
 
小さいですが、可愛い魚ですよね。
 
飼育するにはスレに弱いので取扱いには注意が必要です。
 
 
みんな魚好きなので、
 
いつも魚のまわりには人が集まります(笑)
 
僕もその一人です(笑)

 
いつも一人で採集している僕にとっては
 
これだけ仲間がいると、楽しいですし、
 
心強いですね。
 
やっぱりチームは良いです。
 
 
日本にいる時から魚採りの際は
 
一つのポイントでも、
 
様々な環境があるので、
 
取りこぼしが無いようにできるだけいろいろな取り方をしますが、
 
それでもすべての種を採ることはとても難しいのです。
 
でも、こうして考えや性格の違う仲間がそれぞれいろいろな場所でいろいろな
 
採集方法をとることで、取りこぼしは激減しますよね。
 
そうした意味でもとても有効な調査でした。
 

こちらはよく見かけるグラスパーチの
 
Parambassis siamensisの可能性が高いのですが、
 
直感でなんか違う!という魚です。
 
尻びれの数などではParambassis siamensisの範囲内のですが・・・
 

 
こちらは見ての通りフグ(Auriglobus nefastus)です!!
 
最近はあまり人気がないせいか?
 
アクアリウムフィッシュとして売ってないですよね。
 
飼いこんでみるときっと可愛いと思うのですが、
 
これに勝るフグがたくさんいるので、
 
人気が出るのは難しそうですね(笑)
 
でも、その方が捕獲圧も低くなり良いことですが・・・
 
 
 
下の魚はとっても小さいです!
 
はじめは尾びれがオレンジ色だったので
 
メダカの仲間(O.mekongensis)だと思い込んでしまい、
 
すごく興奮しましたが、
 
鹿野さんに言われて違う魚だとわかり、がっかりしました(笑)
 
Phenacostethus smithiという魚です。
 
数年前にシェムリアップ川でも採っているのですが、
 
ここでこいつが出るとは思ってもいませんでいた。
 
新たな発見です。
 

 そして、こちらは初レコードのOxygaster anomaluraです!
 
すごく嬉しかったですねー
 
Oxygaster属の魚には出会っていましたが、
 
この種は初めてでした。
 
インドシナ半島(メコンでも)での記録はあるようですが、見たことない魚でした。
 
もしかすると、デルタが広がるベトナム側にいるのかもしれないですね。
 
他にはマレーシアからインドネシアにまで広く分布するようです。
 
 
こんな感じで途中に良い支流などあがると、
 
止まって調査を繰り返しました。
 
 
僕らが魚採集している間に船頭さんは船上で火を焚いてご飯作っていました(笑)
 
なんでも積んでいるんですよ。
 
 
一通り採集を終えると、
 
カンボジア人は皆川に浸かって体を冷やします(笑)
 
確かに暑かったです(笑)
 
 
日本チームはこの頃すでに真っ赤に日焼けして
 
皮が捲れ始めていました(笑)
 
やっぱりカンボジア人とは違うんですね!
 
 
 
 


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