数日前にアロワナ調査から無事に帰りました!
調査は何とか成果をあげる事ができましたが、
プノンペンから帰る時に大金の入った財布を失くして(泣)
銀行のカードを止めたり、
帰った日の翌朝がW杯の試合だったので
友人宅で応援しましたが(我が家はTVがないので(笑))
残念な結果となりさらに落ち込み・・・
悔しさと疲れでグダグダになっちゃいました。
その後もデータの整理やら水槽の管理でバタバタ・・・
いろいろとありましたが、
無事に帰れたことはホントに良かったです。
なによりですね。
さて、
今回のアロワナ調査ですが、前回行ったカンボジア南西部の
カルダモン山脈にある水系の隣です。
同じ山脈なのですが、
水系ごとに道や村などのタイプが違うので
今回もとても新鮮な調査でした。
まず、拠点となる山中の村に到着し、
情報集めと作戦を練りました。
GHは電球一個だけの寂しい部屋でした(笑)
ジェネレーターが動くのは1日に数時間なので機材の充電などが大変でした。
ジェネレーターが動くのは1日に数時間なので機材の充電などが大変でした。
この水系のアロワナポイントまでは車ではいけないので
翌日から村の若者たちにお願いしてガイドと運転をお願いしました。
昔はよくこの方法で採集調査をしていたので
20代の頃を思い出しました(笑)
村の外れに差し掛かると、途中にキャンプ地があり、
ここではある団体がこのエリアに生息する希少種のワニや
アロワナの密漁やそれらの環境保護を目的に検問をやっています。
今回は政府からの正式な調査許可書があるので
スタッフさんたちからも理解を得ることができ、
スムーズに調査が進められました。
とはいっても、雨季真っ盛りという事で、
連日の雨で道はドロドロー!!
深い場所は30cmくらいのクリーム状の泥で半端なかったです!
ドライバーの若者たちはさすが泥道に慣れていて
前後ブレーキとエンジンブレーキを使う配分が絶妙でした。
慣れない僕らが運転したら間違いなくロックして滑っていたと思います。
そして、やっとそれらしい川が出てきました!
雨季でも森の自然環境が整っているため、
水量は多いのですが、透明度は高く、
アロワナ以外の魚も楽しみな川でした。
乾季は下流の浅い場所をそのままバイクで渡れるのですが、
雨季は水量が多いのでお金を払って上流にかけられた橋を渡ります。
山奥でもこんなビジネスがあるんですよねー!
先ずはアロワナが優先なので、
この川の調査は後日行うことになりました。
この川からさらに東へ数キロ進むと、
アロワナの看板が!!
現在は保護団体が村の人たちにお願いして
密漁などからアロワナを守るためにパトロールしているそうです。
この辺りにアロワナがいるとのことで、
先ずはそのど真ん中へ行ってみることに・・・
5m幅ほどの山道から反れて森の中にある幅30cm-1m程の道?を
数キロほど進みます。
数キロほど進みます。
下の写真がその道ですが、
この後もっと狭くなり、カメラを出す余裕もないくらい凄くて、
道とは言えないような道を進みました。
バイクで走っている最中にも木々に接触すると、
山ビルが身体にくっつくので
とても嫌な時間でした(笑)
僕の体には2尾ついていました(泣)
みんな川につくと、
自分の体をチェックしてヒルを取っていました(笑)
そして、ここで紹介いたしますが、今回の調査の大きな助っ人が下の写真の
青い服を着たダニエルさんです。
ダニエルさんとは直接お会いするのは今回が初めてだったのですが、
僕が1年ほど前にメコンでの潜水の話をブログで書いた際に
ダニエルさんからコメントをいただいた事がきっかけで知り合いになりました。
そして、1年の歳月が経った今年、
偶然、アロワナ調査の事をメールでしたときに
ダニエルさんがこのエリアの保護団体に入り、
アロワナが生息するエリアをよく知っているという事がわかり、
無理を言って今回の調査に同行してもらうことになったんです。
そのお蔭でこんなにスムーズに調査が進めることができました。
ダニエルさんはアメリカ人ですが
バリバリの日本人でもあります(笑)
アロワナはホントに限られたエリアに点在しているのですが、
そのエリアに辿り着くのはとても大変です。
今回は3水系目のチャレンジでしたが、
ホントに助かりました。
感謝デスネ。
さて、ヒルに襲われながらも森を抜けると、
川が見えてきました!!
川をみてがっかり↓!!
やはり雨季なので水量が半端なく、
とてもではないけれど、アロワナ調査どころか、
他の魚調査すら難しい状況でした。
ここはプールとプールの間にある大きな瀬なので
川の流れが速いのは当然ですが、
あまりの水量で(笑)
川に入れません!
でも、このどこかにアロワナがいるのは確かです。
乾季はこの辺りは河原で石の上を普通に歩けるようです。
下流を見ると(写真下)瀬の下に大きなプールがありました。
きっとあそこにはいるのでしょうね。
乾季だったらプールまで行けますし、
アロワナも採れそうな地形でした。
・・・ここはさすがに難しいのですが、
先ずはアロワナ生息地を見れたことは大きな収穫でした。
水質検査や地形をしっかりと記録し、
このポイントは来年に持ち越しとなりました。
ここではアロワナは見れませんでしたが、
ダニエルさんのおかげでまずまずのスタートが切れました!!
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